サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張:あさぎり湯(神戸市長田区)

スタンプラリーのコンプリートを目指して、まだ長田区を彷徨う。

市バス地下鉄一日乗車券を握りしめ、「ゆぇ〜ぶ・なぐら」さんを後にした私は再び11番バスに乗車。板宿方向に向かう。

途中から峠を越えたかのようにバスは下り坂を走っていく。おっと、せっかく蓄えた位置エネルギーが…とか思っている間に、目的地の「育英高校前」に到着。

バス停を降りるが、何処にも銭湯の風情は無い。ここから「あさぎり湯」探しの旅が始まる(実際は、Google先生が教えてくれるので、迷うことも無いのだが)。

バスを降りて、住宅街に入っていく。Google先生によると、更に上り坂の方に行け、という指示が。

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ヲイヲイ冗談じゃ無い、せっかくバスで下ったところをまた登るんかい、とツッコミたくなる坂道を半ばぜーぜー言いながら上がっていくと辿り着くのが「あさぎり湯」。

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なんか、外見、正直銭湯らしくないんですけど?なんか、喫茶店とかレストランぽくないですか?

等々、思いながら、入店。下駄箱はあるにはあるのだが、靴を脱いだまま置きっぱなしの方もちらほら…だって、入口が風呂屋らしくないせいもあるのかもしれない。

 

正直、ここは「無理してやってきた甲斐があった銭湯」だ。

内装がとにかくユニーク。とはいっても楳図かずお岡本太郎の世界ではない。「やろうと思えばできるだろうけれど普通の銭湯ではまず導入していない」ことが多すぎるのだ。

まず、脱衣所が畳敷き!そして開放感に溢れている。

脱衣所の真ん中に余計なものを置いていないこと、左右両面ロッカーの上広い面積が鏡張りなのと、浴室との境のガラスもオールガラスなので、開放感ハンパ無し。

そして、洗い場も天井が高い、お風呂の浴槽の段差が殆ど無い。意図してバリアフリーにしてある箇所もある。これは「誰にとっても使いやすい」浴場だ。

お湯は少し熱めだけれど、そこかしこにジェットが仕込んであったり、おひとりさまサイズの薬湯(ここもにジェットの仕掛け有り)など、長時間居ても飽きない。

そして面白いのが半地下?に設えられたスチームサウナ(追加料金無しで使用可)と、浴場内から階段を上がって行く2階に設置された乾式サウナ。

この日は乾式サウナは入らなかったが、なんか他の銭湯では味わえない「特別感」が付いてきそうな造りだ。

更に面白いのは、スペースの有効利用なのか、何か理由があるのか、水風呂はその乾式サウナへの階段の真下に設置されている。なんだか秘密の隠れ部屋のような配置だ。そんなに深くは無いのだが、ギンギンに冷えた軟水がお出迎え。恐らく神戸一冷たいだろう。この日は13℃から14℃くらいだった。

あまりに唯一無二の内装に圧倒されて風呂場を出たが、開放感のある脱衣所は着替えも楽だ。

そして、女性にとって嬉しいのは、置いてあったドライヤーがさりげなく高級品だったこと。サロニアのドライヤー、そしてヘアアイロンまで!これで風呂上がりのお出かけも完璧だ。

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ロビーも広くて、なんだか「昭和のお金持ちの友だちの家」に遊びにきたみたいな感覚。

帰りは下り坂。遠く神戸港が見えるので、今度はサウナと夜景を求めてぜひ再訪するぞ。

 

あさぎり湯

神戸市長田区長尾町2-13-9

営業時間 14:00−23:00

定休日 第2・第4月曜日

アクセス 「新開地」駅または「板宿」駅から神戸市バス11系統「育英高校前」下車、徒歩5分

サウナ 有り(スチームは無料、乾式サウナは+200円と書いてあった気が)

水風呂 有り(ギンギンに冷たい)

シャンプー石鹸 備え付け無しだったはず