サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記1174日目(ザイタクキンムしながら考えたこと)

一夜明けて、頭痛自体は無くなった。ただ、なんとなく頭のふらふらした感じは残っている。このままバスに乗ったら乗り物酔いしそうだ。そういえば職場にはコロナ以来「ザイタクキンム」という制度があるではないか。昨日はさすがに頭痛の最中で仕事ができるような状態ではなかった。今日は、通勤時間ゼロで、かつ、周囲の目も気にせず、どうしてもしんどくなったら寝転がりながらやって、それでも無理ならそこからは「仕事無理なので休みマウス」と白旗宣言すればいい。

「今日はザイタクキンムにしマウス」と上司に連絡を入れる。

自宅のPCを立ち上げ、昨日ノータッチになっていて溜まったメールの着信履歴を確認する。グループメールが山ほど来るので、放っておくと1日に50件とか60件とかそれ以上とか、とんでもない量になる。

ただ、自分が本来対応処理せねばならないのは、そのうちの10分の1にもならない。日々、この「要らないメールをかき分けて、自分の本来業務を探す」という作業自体も不効率だしストレスだ。

それでも、在宅勤務であれば、電話も鳴らないし、ひたすらPC作業に集中できるので、出勤するよりも効率は遥かに高い。

先日の「中華の会」でも話していたのだけれど、在宅勤務していると、逆に「サボっていると思われないか」と変に気を遣ってしまう部分がある。わかってくれる人には通じたのだが、お昼の11:30からの1時間は職場のメンバーも休憩時間だから、その時間帯にご飯を(作って)食べればいい。もっと大胆に言えば、その前後に調理をしていたって、食事しながら午後の作業をしていても構わないわけだ。

だけど、昼過ぎ一番に問い合わせ、特に急ぎ、とかでメールや電話が入ってすぐに対応しないと、「自宅でサボっている」と思われ(疑われ)かねない。なので、むしろ普段職場で1時間きっちり席を空けるのと裏腹に、自宅での仕事の時は、全く気が休まるタイミング無く、大急ぎでインスタントラーメンなどを流し込んでいる…という感じになる。

いろんなメールを読んでは捨て、あるいは返信して、という作業を繰り返していたら、「ストレスチェック後の産業医面談について」というのが来ていた。ああそうだ、そろそろサンギョー医に今の惨状を話しておかねばならない。ちょうど良いタイミングなので、面談を申し込んだら、「来週21日(火)はどうですか」という案内が来た。もっとちんたらしたタイミングでしか調整してくれないのかと思っていたので、正直このタイミングの速さには驚いた、が、本来「高ストレス=職場にとってはアブない状況」なんだから、できるかぎりさっさと対応しなければいけないのは事実なのだ。保健担当の行動は正しい。

面談の予約を終えてから、改めて考える。特に6月に入ってから、すこぶる心身の調子が悪い。職場に行けば、昼過ぎからは手汗が止まらないし、2時3時になれば頭が締め付けるように重くなっている。元々、3月までならばスッとできていたことが、4月からの職場では「カオスゆえに作業現場に辿り着くのに時間がかかる」ことと、「頭が回らないこと」の2本立てでレスポンスが悪くなっている。5月からは薬の量も増えたけれど、それでも楽になったとは思えない。睡眠の状態も悪化の一途だ。この状態を話したら、恐らく休めと言われるだろうか。個人的には、「そろそろ仕事を離れた方がいいコンディションなのだろうか」とも感じている。しかしながら、突然いなくなると上司は困るだろうし…とても複雑な心境だ。「今の勤務地は生理的に受け付けない(前回の休職のトラウマもあるし、それ以前から職場内での人間関係ーパワハラや派閥争いなど、そういうのを絶え間なく側で見ていて精神的に疲れたというのがある)」「与えられた職務内容は不満があるわけではない(むしろそれなりにやりがいはある)」「だけど今同じグループになっている人(特にA氏)と仕事をするのは無理」となると?ザイタクキンムをしていれば、A氏や同じグループの人達の変な圧を感じることは無いので助かる。けれど、グループに属している限りは、「何も関わらない」というわけにはいかない。

悶々としながらもデータ整理や入力の仕事をひたすらこなし、定時になった。