サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 24日目 播州か雲州か、それが問題だ

昨日、無事珠算検定5級に合格したことを確認。

遅い歩みだが、コツコツと日々練習していれば、できるようになるんだなあ、ということの確認でもあった。

8月だったか、最初にそろばんを弾き始めた時には、5級レベルの見取り算を間違いなく時間内にやるなんて、想像もつかなかった。

実際、7級、6級、5級と級が一つずつ上がるにつれて、見取り算の桁数が増えていく。試験時間が増えるわけでは無いので、単純に計算技術が向上していなければ合格できない、というわけだ。

5級の次は3級を受験する予定にしている。

順番に4級、3級と受けてもいいのだが、9月に7級、12月に5級と1個飛ばしでも合格できたので、次の3級は準備期間を少し長めに取って半年後の受験を見据えてやっていこう。途中モチベーションが下がったらその時は4級受験をしてモチベーションの維持向上につなげるという手もあるし。

ただ、そろばんの壁は6級と3級、らしい。

6級は2桁の割り算が登場して、場合によっては「戻し算」を使う必要が出てくる。

あと、試験時間が30分になるので、小さい年齢の子どもだと集中力の問題もあるかもしれない。

そして3級は、「小数点の計算」「四捨五入」という、4級までには無かったことが一気に二つも出てくる。

大人であれば、「知ってはいる」ことだが、それをそろばんの上で再現することはまた別の次元の話だ。

見取り算の桁数もどんどん増えるし、計算時間が純粋に足りなくなってくる。

そうなると、少しでも計算時間を稼ぐ方法を考えたくなるわけで…「モノに頼る」という方法が実はある。

何か、というと「ワンタッチ式そろばん」というやつだ。ボタンが付いていて、ボタンをポチッと押すと、瞬時に「ご破算」してくれる。

そろばんを始めたての時は、「そんなところまで横着せんでも」と思ったのだが、今はその機能の必需性が理解できる。

たかがご破算されどご破算。一瞬の「じゃらーっ」っという、コンマ何秒でも、見取り算10問、掛け算20問、割り算20問、ということは、50回あるいはそれ以上じゃーっとやるわけで。チリも積もればそれなりの時間になるわけだ。

そういうわけで、ワンタッチ式そろばんの購入を決めた。

せっかくなら、2級、あるいは1級を目指したいから、「いいそろばん」を買っておこう。調べてみると、そろばんの産地は播州兵庫県)と雲州(島根県)がツートップらしく。

今回のお買い物の条件は、

・ワンタッチ式そろばん

・柘植珠の23桁

という条件で探した。

メジャーなそろばんは樺珠らしい。ちょっと茶色い珠。

柘植珠の方が、長いこと使っていても珠の動きが滑らからしいので、そちらを試してみることにした。

ところが、樺珠がメジャーすぎる故か、「ワンタッチ」な柘植珠のそろばんはなかなか見つからず…

ネットを探し回ったところ、雲州そろばんのメーカーでは扱いがいくつかあった。

しかし。ここは、兵庫ケンミンとして、播州そろばんを推さねばならない。

なんとか探し回り、ポチッと注文する頃には、日が変わろうとしていた。