ジェイソンボーン4部作（マット・デイモンが出ていない「ボーン・レガシー」は含まず）を見終わって、さあ次は何見ようと思ったら、アマプラに「トレッドストーン」というシリーズがあるではないか。どうやらテレビドラマシリーズで、2019年にアメリカで制作、wowwowがリリースしてその後アマプラでも放映、という流れらしい。
ストーリーの枠は映画「ボーン」シリーズに拠っている。CIAによって工作員に仕立てられた男と、それを取り巻くバトルの連続。ただ、映画とテレビの違いなのか、シリーズ１のみで制作が打ち切られたようだ。10話しかないので、まあがんばれば今月中に見終わるだろう。
映画張りにストーリーや伏線を盛り込もうと頑張った形跡は1話からプンプン匂ってくる。ただ、45分の中にあっち行ったりこっち行ったり、更に時代も冷戦下1973年に行ったり現代に戻ってきたりと、結構飛びまくり。なので、ストーリー展開に追いつけないところもあったりする。
北朝鮮は平壌で、高級官僚の妻が実はトレッドストーンの工作員、という設定でひと暴れするシーンもあるのだが、そもそも北朝鮮でかつ高級官僚ならばワンピースじゃなくてチマチョゴリで外出してるでしょ、とか、再現考察について詰めが甘いところもあるけれど、まあそこは本筋じゃないからあまり目くじら立てなくてもいいと思う。
結局、ロンドンにパリにネパールにインドにそして平壌に、おっとロシアの真ん中もあったな、あちこち出てくるけれど、飛び過ぎていて頭の中だけで情報を整理しきれない。相関図を横に置いて観ないと筋が分からなくなりそうだ。
それでも興味が尽きない人は是非映像をじかに見てほしい。
