サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 104日目 トウキョウ3日目(エゴン・シーレ展に行ったりネオ銭湯に行ったり)

 トウキョウ滞在3日目。本来、最初に実行しようと思っていたイベントに立ち返る。
 朝一番は、東京都美術館で開催中の「エゴン・シーレ展」を見に行く。

www.egonschiele2023.jp

私の趣味ではなく、相棒が見たいと言っていて、このために東京に行こうと最初言っていたのだが、期せずして別の用件が優先事項になってしまった。
 土日はもみくちゃらしいが、平日ならば…朝一番ならば…まだ余裕を持って見られる、レベルだろうか。それでも思っていたよりは人が多い。流石東京。ウィーンのレオポルト美術館からの借り物がメインだから、現地で見ているものも多い筈だが、エゴン・シーレ展といいつつ、かなりの量のクリムトの出品があったりと、見応えはたっぷりだった。
ちょっと気になったのが、エゴン・シーレって夫婦ともにスペイン風邪で亡くなっていること。スペイン風邪って、ちょうどコロナが爆発的に流行り始めた時に、比較としてちょくちょく出てきた。恐らくこのスペイン風邪の時は今ほど医療技術も無かったし、今以上に「成すすべが無かった」のだろう。28歳の若さで、妻が亡くなって3日後に本人も逝くというのはなんともあっけない。
美術展で右脳を満たした後は、お腹を満たしに行く。東京イーストエリアに来たので、もう少し下町風情を味わってみよう。先日、某TVグルメ番組で紹介されていた町中華のお店に向かう。場所は京成町屋。友達も友人もいないので、普段の行動エリアからは全く外れている、「わざわざそのためだけに行く」場所だ。
開店時刻早々なのに、既に半分のテーブル席が埋まっていて、地元の常連と思しきシニアマダム3人組がいい雰囲気で奥の席を囲んでいる。他の席の人も、定食やら、食べたいものを頼んでいる雰囲気。
どうやら、「海老チャーハン」を頼むと、とんでもないのが出てくるようなので、それを…更に、店を見てみると、なんと料理の鉄人陳健一さんと道場六三郎さんのサインも飾ってある。この店、どうやらとんでもなさそうだ。

f:id:lebentur105:20230321145722j:image
出てきた料理がとんでもなかった。すべてハイレベルすぎた。

f:id:lebentur105:20230321145748j:image
f:id:lebentur105:20230321145745j:image

わざわざ「ここで食べる」為だけにまた来たい、と思わせてくれた店だった。凄すぎる。
ついでに、更にイーストエリアの有名どころに立ち寄ってみよう。錦糸町あるいは押上にある「黄金湯」だ。今ではあまりに有名になっている街中銭湯。数年前にリニューアルオープンして、シャレオツな若者サウナ―にも大人気、らしい。

f:id:lebentur105:20230321145836j:image

なるほど、駅からのアクセスも悪くなく、外観はレトロを残しつつもモダンに改装。更に、サウナもお風呂も今風に炭酸泉など装備。悪くない、というよりは、良い。良すぎる。これで客が来ない方がおかしい。



しっかりと風呂サウナを楽しんだら、目の前にビールサーバーがあるではないか。隣のお客さんが頼んでいたクラフトヴァイツェンがあまりに美味しそうだったので、つられて私も注文してしまった。普段は風呂上りでもビールなど飲まないのに、だ。これに抗える人はそうそうは居まい。

f:id:lebentur105:20230321145856j:image
そんなわけで、がっつりとイーストトウキョウを楽しみ、スーツケースを引き取って帰路へ。美味いものといい風呂があれば、どこへでも行きたい。