サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 171日目 親父転倒して救急車出動、急遽上京

 3月以来、それまでほとんど疎遠だった妹と密に連絡を取るようになった。ほぼ毎晩、くだらないことも含めてLINEでやり取りをしている。実際は、同居している妹から見れば病状が悪い方に向かっていることが如実に分かるようで、「弱っている」とか「●●できなくなってた」とか、機能低下に関する話題もそれなりに多い。

 

 昨晩もそういったやり取りをしていて、最後に「明日は勤続20年の記念にちょっといいところにランチに行く」と言っていたから、たまには息抜きしておいでー、と返信したのだが。

 朝10時過ぎに、妹からまたLINEが来た。「緊急事態発生」「ピンチ」と。いったい何が起こったんだ、と思ったら、立て続けに吹き出しがポッポッと出てきた。読むと、父親が自宅でデイサービスに行く準備をしようと立ち上がったタイミングで転倒し、机の縁に目の上をぶつけて切れてしまったのでハデに流血沙汰に。更に、転んでしまって自力で起き上がれず動くこともできないので、妹が119番通報して救急車出動騒ぎになったとのこと。

 

 結局母親を家に残して、妹が救急車出動の対応に付き添い、病院まで行ったらしい。目の上、眉の下なので切れやすく派手に出血する部位だ(ボクシングなんかでよく見る)。なので、実際、血まみれになって親父も動転してしまい、一瞬大変なことになったと。行った先の救急外科で医療用ホチキスで5,6針止めてもらって、怪我自体はなんとか収拾がついた。

 さすがに、これはマズイ。とりあえず、今日実家に再び行って、詳細を確認したうえで、親父に自分の病状をちゃんと認識してもらわないと、今後また救急車騒ぎになっては困るのだ。すぐに妹に連絡し、今日乗れる飛行機を予約した。(新幹線でもよかったのにいつもの習性で飛行機を探してしまった)妹が病院から「もう怪我の処置も終わったから…わざわざ来なくても…」と言ってくれたが、逆にこういうタイミングを逃すと、お灸をすえてキッチリと話すことができなくなる。鋸挽道場はキャンセルしたくないので、それが終わり次第急行する段取りをマッハで整え、とりあえず1泊2日の最低限の荷物をリュックサックに収めてから鋸挽道場に出かけ、帰ってきたらリュックを引っ掴んで出発した。

 18時のフライトが定時より前に出発、更に気流が良かったのか、19時10分前には着陸接岸してしまった。けれど、そこから外界に出るには時間がかかる。結局、19:45のリムジンバスに乗り、実家最寄駅に向かう。リムジンバスも予定より早く着いた。妹が駅まで車で迎えに来ていたので、車に乗せてもらい、実家に戻る前に2人作戦会議を1時間ほど行う。2人でノートに話し合うべきことをしたため、お互いの下心も擦り合わせておいた。

 

更に、実家に帰ってからも、夜中1時過ぎまで現状の確認や明日の切り出し方について話し合いは続いた。仕事でもここまで熱を入れて準備したことがあるか、というくらいだが、言ってみれば一生に一度の大ごとでもあるから、必然かもしれない。