サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張東京編13:清水湯(港区南青山)

今回は、マジメな(本物の)出張のついでにニュウヨーク出張。

ギリギリまで出張するか悩んだ挙句間際に宿探しをしたので、結局「寝るだけ」なら、と思い、カプセルホテルなるものに初挑戦することにした。

季節もいいし、ニュウヨーク出張があるなら荷物は身軽がいい、というわけで、いつもはキャリーカートで東京入りするのだが、今回は小さなショルダーバッグひとつで飛んできた。

(その選択は大いに正しかった…出張先はとんでもない丘陵地に建てられていて、坂道、階段だらけ。キャリーカートで来たら、大汗かいてストレスMAXだったことだろう)

そして、敢えて出張場所から遠い南青山に宿を取ったのは、ここ、清水湯にニュウヨーク出張する為、だったりする。

(あとは、出張先が多摩ニュータウンで、周辺に宿が殆ど無い、という事情もあり)

 

 

今回の出張先、清水湯は、青山3丁目、国道246号をちょこっと入ったところにある。

都心の一等地にまさか銭湯が有るとは!

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下駄箱の鍵と交換でロッカー鍵を渡されるシステム。

なので、下足箱の鍵はしまい込まず、すぐに渡せるように手元に持っておくのがベター。

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下足箱の鍵は現代スタイル。キーホルダーの「ゆ」が可愛い!

 

内装は至極現代風で、いうならばスパ銭からアメニティを引いただけ。

(ただし、スペース的には狭いので時間帯によっては混み合うのかもしれない)

確か、私が店に向かったのは21時過ぎだったと思うが、結構なお客さんがいた。

女湯は金曜の晩にしては少ない方、と言われた。

男湯はやはり特に混雑しているようだ。

 

お湯は東京にしてはぬる湯(42度無いくらい)で、「即、浸かって、即、出る」をしなくても充分耐えられるくらいの温度。

洗い場のあるフロアに主浴槽があり、そこにジェットバス3種類が備わっている。左から真ん中辺りが泡風呂ゾーン。

ガラス戸入って左側に人口高濃度炭酸泉とシルク風呂(不思議な感触)があるので見落とし無きよう。こちらはぬる湯なので、長時間入れてとてもくつろげた。

私は利用しなかったが、サウナもあり、サウナー率も高かった。きっとここのサウナは「いいサウナ」なのだろう。

水風呂も勿論備わっているが、サウナの横に立ちシャワーもあるので、サウナから出たらまず掛け水!はきちんと守られている雰囲気。

洗い場もスパ銭仕様に改装されていて使い勝手はとてもよい。洗面桶やイスも、シックなもので統一されている。(このイス洗面器のセレクトもスパ銭寄りだなぁと思った)

 

荷物置きの棚があるので、身体を洗った後の荷物の置き先には困らない。逆に言えば、カランの場所取りについてはかなり厳しく、「置きっぱなしの洗面具はどけてしまって構いません」という掲示すら貼ってある。ゴールデンタイムはそれだけ混み合うってことなんだろうな。

 

というわけで、一通り(サウナ以外)フル装備で楽しませてもらうと、1時間じゃあ足りないくらい。

サウナも使うとなると、2時間コースになってしまうのではないだろうか。

 

フロント前でタオルを始めさまざまな物品販売がある。

手ぶらでもいけるし、ランステにもなっているようなので、ランナーにも便利だ。

 

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外国人観光客も利用しにくるのか?訪問時はロビーで外国語が飛び交っていた。

銭湯という文化、ぜひボーダーレスに楽しんでもらいたい。

個人的には都内の銭湯の中でもかなり設備がよく、トップクラスと思う。近くに立ち寄る機会があったら必ず再訪したい、と思わせてくれた銭湯。

 

清水湯

港区南青山3-12-3

アクセス 東京メトロ「表参道」駅より徒歩約2分

営業時間 平日 12:00~24:00  土日祝は23:00まで

定休日 金曜日

シャンプー石鹸 備え付け無し(フロントで購入可)

サウナ 有り(別料金)

水風呂 有り

※タトゥー・刺青ある方入場お断り、だそうです… (ファッションの街南青山でそれは残念!)

HP:http://shimizuyu.jp/

 

 

 

サバイバル日記47日目(出発準備?後回しにしてるけど、なんとかなるっしょ)

金曜日、である。

本当は5時まで働いてTGIF気分になるところだったが、家の野暮用ができたので午後休を取ることに。

午前中猛烈ダッシュで、どうしてもやらねばならないことを片付ける。

今の部署は「定時内の7時間に全力出して結果出せ、ちゃんと定時で帰って有休もちゃんと消化しろ」という方針。

激しく賛同はするが、まだまだ回復過程の私にとって、「全力集中」はそう長い時間はもたない。

 

さて、帰宅して野暮用は意外にすぐ済んだ。

まだ2時前。さてどうするか。

こうなったら、阿片窟にでも行くしかない。だって週末は東京に行っちゃうから、行きたくても行けないのだし。

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正直、体調はそんなに良くなかったのかもしれない。

三宮から久しぶりにバスで向かったのだが、バスでついうとうとしてしまい、危うく降り損ねるところだった。

一番後ろの座席に座っていたので、「降ります!降りまーーーす!!」と叫びながら出口に小走りする羽目に。

それに、いざ入浴しても、いつもだとぬる湯に20分から30分浸かるのが脳の初期化にぴったりなのだが、今日はぬる湯でも若干体が熱く感じて、源泉風呂(29℃)に浸かっている時間がいつもより長かった。

それでも、足を伸ばしてゆったりと入るお湯はカタルシス効果半端ない。

「セント酒」の内海くんじゃないけれど、「もーーーーーしわけない」、の世界である。

いや、私にとってはこれは必要不可欠。温泉療養なのだ。

 

風呂を出たらこれまたいい時間。

諦め掛けていたイベントに行ってみよう。

阪急神戸線、新開地から梅田という始発から終点まで乗車して、大都会・大阪に向かう。

笛道場が今日は休みだったので、今日はパフォーマーじゃなくてオーディエンスになった。

 

ちなみに同じ建物で、違う階では↓こんなイベントをやっていたようだ…

(今の)私には無縁だな…

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帰宅したら22時半を回っていた。

あの、明日から学会で東京行きですよ?

支度全然してませんよね?大丈夫ですか?

…慌てて荷物を詰める。

「着替え」が荷物を増やす元凶と分かったので、もうパンツと靴下だけを持参し、スカートや上着は2日着回すことで決着を付けた。

それでもニュウヨーク出張in東京の追加版があるかもしれないので、風呂道具は怠りなくインした。

(というか、今回の宿泊先が「とんでもないところ」なので、宿のお風呂は期待していないのだ)

さて、日が変わる前には寝ないと。大急ぎで支度完了。

 

 

 

サバイバル日記46(そんな日でも出張はする)

今日は職場の歓送迎会だった。

普段、同じ屋根の下でも4つのセクションがあり、更に別の屋根の下で2セクション。

同じ屋根の下にいる人だって顔と名前が一致していないのに、更に別棟からも集合、出てった人入った人、すんごい人数である。

不参加の方もそれなりにいた(主にお子さんがいらっしゃる方)けど、それでも60人くらいは参加していたのではないだろうか。

そんな人数だと、もはやでっかい店や宴会場貸切モードじゃないと対応不可だ。

幹事さんも大変だったに違いない。新米の我々を楽しく明るく迎えてくれた幹事さんをはじめ、メンバーの皆さんに感謝。

 

いつも思うのだが、今の部署は人数が多い割には変な派閥だとかギスギスした雰囲気がない。職場環境が良いこともあるかもしれない。建物が比較的新しいとか、おやつが置いてあるとか。

仕事自身が楽しくても、「会いたくない顔がいる」というのはやっぱり辛いものなぁ。

 

帰りの電車に乗ったのは21時を回っていて、最寄駅についたら21:30頃。

さっさと帰って寝ようと思っていたら、相棒から「風呂行こーぜ」とラインが来る。

あの、風呂道具持ってませんよと返したら、私の分もセットして持参するから現地で落ち合おうと。

結局、道中で合流し、閉店1時間前の風呂屋に突入。40分でスッキリリセット。

ニュウヨーク出張の効果はやはり絶大だ。

明日も頑張ろう。

サバイバル日記45日目(馴染んでますねー)

社会復帰して1か月半、45日。

途中、今年は異常に長い連休を挟んだけれど、今までは毎年恒例で1週間くらい欧州に逃亡していたから、「仕事生活」のサイクルからみたら、依然と変わらない生活に戻りつつある。

体調が悪くて遅刻や早退をしたことはない。それはありがたいことだ。

ただ、遅刻早退しない代わりに疲れを我慢して溜めて帰宅しているので、月曜日や仕事が込んだ日は帰宅早々寝込むことも多い。

 

今日の夕方、以前ここの部署にいたHさんがやってきていた。今はちょっと離れた別の部署にいる。

「仕事しに戻ってきたんですか?」と冗談を言って差し上げる。

軽く会話を交わした後、「すっかり馴染んでますねー、何年もいるかのように見えます」と言われた。

 

あれ?そういえば…

就職して以来、どこの部署でも言われてたような気がする。なぜかは分からないけれど、所属半年しか経ってないときでも「3年以上いるかのような風格」だとか…

なぜだ?

たまたま、居た部署が自分に合っていたのか、染まりやすかったのか。

自分から迎合していくタイプではない人間なのだが。

 

前の部署ではそれは無かった。自分が其処で馴染めると思わなかったし、馴染もうとも思わなかった。(大人げない、と思われるかもしれないが、それが私だ。仕方ない。)

 

「3年前からいるようです」は、ちょっとした称賛の言葉だった。嬉しかった。

まだまだ前途多難だけど、ちょっとだけ、「以前の生活」に戻りつつあることが実感できた。

 

サバイバル日記44日目(自己管理できない奴に他人の管理が務まるか:愚痴)

チラシの裏の落書きのようなものなので、読み捨ててもらって構わない。

先日、職場の組合がやっていたアンケート結果に目を通した。回答率がめちゃくちゃ高くはなかったが、恐らく若い世代からの悲愴なコメントが辛かった。

「頑張っても評価はデキレースならいっそ年功序列の方がマシだ」「異動したり上司が変わったりするたびに判断の基準が変わり振り回されてる感がある」等々…

  ここ3-4年の人事異動は多くの人が「疑問を持つ」あるいは「納得感の持てない」ものになってきていて、それに焦燥感や不安を持つ若手や中堅は多いのだろう。

私自身は、融通が効かない、頑固なところが災いしたのかもしれないけれど、それ故に前の部署ではやっていけず、サバ生活を送る中で「自分が本当に仕事を通じて貢献したい、成し遂げたいことは何か」を考えた。考え抜く、自己洞察するきっかけを与えてくれたという点で、職場不適応という現象に感謝しなければいけないのかもしれない。

あと、私も含めて、若手がネガテイブに捉えているのは、「異動は自分の意思だけじゃないけど、一部署に長くいる人の方が(習熟が増すから)評価も上がりやすく結果昇進しやすいよね、翻って本人の意思でないにしても頻回異動を重ねることになると熟練に時間がかかるから評価が上がりにくい、(それってアンフェアだよなー)」と。

中長期の組織のビジョンも大切だが、個人のキャリア育成だって同じように大切だ。「誰でもできる仕事」なら全員アルバイトでもいいだろう。もっと一人一人の個性や適性を大切にして、若い世代を泣かせることの無いように管理職、経営層はよくよく考えてほしい。

   更に言うなら、ある部署の業務が習熟してこなせるのと、管理職の仕事は別次元ではないだろうか。

今までの仕事の評価が高いからといって、それが即マネジメント職に適性があるとも限らない。

最低、自己管理ができない人、仕事はできるかもしれないが人格に問題のある人には管理職になってほしくない。

例えば3年連続でBMI値が肥満の領域だとか、勤務時間中に禁煙を守れないような人、ハラスメント委員会にかかった人は管理職としては不適格だと個人的には思う。

正直、自己管理ができない人に他人の管理なぞ任せられない。ましてや自分の上がそんなんだったら溜息ものだ。

エキセントリックな考えかもしれないけれど、そんくらい言ってみないと、イノベーションは無いのだ。

サバイバル日記43日目(ピアサポート、なのか)

約半年前の12月上旬、私が所属しているある研修会で、その研修会が認定している資格取得を希望している人がいる、と懇親会の場でXさんに引き合わせられた。

(いや、正確にはその研修会の以前の会でXさんにお会いしたことはある。なので、初対面ではなかった)

実は私自身も約2年がかりでその資格取得のプロセスを経て、新米資格持ちになったばかりの身だった。

しかも、「メンターやってあげてよ」と依頼してきたのは、他でもない、私が押しかけ女房のようにメンターをお願いしたYさんだったので、断るわけにはいかない。

こんなド新人がメンターやるってどうよ、と思いながら、二つ返事で引き受けた。

しかし、その数日後、心身共に「ぶっ壊れた」私は病院に連れ込まれ、そのままサバ生活に突入した。

資格取得のためには、いわゆる研修会で学んだこと、みたいなテーマでレポートを書かなければいけない。草稿を読んで、リバイスを手伝う、時にはディスカッションもして内容を深める、自らを振り返ってもらう、というのがメンターの主なお仕事だ。

しかし。12月13日以来、私は職場のメールを見ることができなくなった。出勤できなくなったからだけではなく、リモートでメールを閲覧することはできたが、とにかく職場、仕事に関わることを全身が拒否するようになってしまったからだ。

Xさんには職場のメールアドレス、連絡先しか知らせていない。職場の名刺で名刺交換したから、当たり前といえば当たり前だ。

サバ生活を続けながら、Xさんとのやり取りが滞っていることは気になっていたが、それでもそのためだけに職場のメールを確認する気力は湧かなかった。

結局、職場のメールボックスを気力を振り絞って開けたのは、3月も半ばになってからだった。

休業した途端に私は部署のグループメールから外されたのか、驚くほど溜まっているメールの量は想像を下回っていた。そしてXさんからのメールは無かったので、一旦は安堵した。

そして、復職間際の3月末に、Xさんから研修会メンバーのメーリングリスト宛に「メールアドレスが変わりました」という連絡が入った。

これが1つの機会だと思い、復職して1週間くらい経って、新しい部署、新年度の激動が少し落ち着いた時に、「レポートの調子はどうですか?ひょっとして私がうんともすんとも言わないので、呆れてメンター替えましたか?実は年末から引きこもって4月に復職したばかりで…。」と3ヶ月の無沙汰と非礼を詫び、近況お伺いをした。

Xさんからすぐに返信があった。驚くべき内容だった。

なんと、1年前の私と全く同じシチュエーションがXさんの身に降りかかっていた。

不本意な異動で4月から全く違う部署に配属になり、打診も上司からの調整も無かったと。心身のバランスを崩して仕事を休んでいます、と書かれていた。

まさに、「心中お察しいたします」としか言えない。日本のいわゆるサラリーマン、総合職は大概組織の都合で振り回される。時としてそれは不本意、合理性に欠けるもので、仕事へのモチベーションや働きがいの喪失にもつながる。

とりあえず、そういう状況であるならば、まずは仕事や職場のことを考えるのも辛いだろうから、レポートのことは無理せず、ゆっくり心と体を休めてください、という他ない。

あとは、自分のこれまでのサバ生活の知見で役に立ちそうなことを少しずつ情報提供しているやりとりを細々と続けている。

基本中の基本だけど、病院行って診断書貰いましたか?とか、いつまで休めそうですか?とか。

私はXさんを救うことはできないし、具体的な状況改善ー異動を撤回するとか、そんなことはできない。ただ、この1年間の苦悩の体験を振り返って、「とんでもない立場に立たされたけど、それでもそれを誰かと共有できる」機会を得たということだろうか。

言うならばこれもピアサポートなのか。

目下気になっているのは、傷病手当金の申請してるかな、っていうことと、それって職場によって制度が違うのかどうかということ。あとは、休業と休職、療養や、病休扱いの期限がいつまで持つのか、それをXさんが知っているかどうか、というところだ。

私は社会復帰はした。前とは別の部署で、4月以降はなんとか職場でも気を張らずにやっていけている。でも、決して過去の辛い思いが消えたわけではない。まだまだ傷は癒えていない。

今、自分のことを積極的に語ろうとは思わない。

Xさんの困りに耳を傾ける(実際はメールを読む)、それも一つの「かたちが変わった」自分との向き合いだと感じている。

すぐに、とは言わない。Xさんが、少しでも、心持ちが楽になってくれることを願ってやまない。

 

サバイバル日記42日目(メンテナンスデー、の筈が)

今日は家に篭って体力気力の回復デーにしようと思っていた。

あと、ニュウヨーク出張報告東京編もまだ全然書けていないし…

そういうわけで、午前中、東京での銭湯訪問記を半分ほど書く。

昼ごはんを食べたらちょっと疲れて昼寝。

昼寝から覚めた後、昨日の復習ということで楽器の練習をちょっとだけする。

 

しかし、夕方相棒が「パンケーキ食べに行こうよ」というので、その誘いに乗ってしまい、心斎橋の洋服屋→近くにあるカバン屋を経て、Emaにあるカフェに辿り着く。

 

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超ボリューミーなパンケーキ。

これは夕食だね。

あまりにお腹一杯になって、苦しくなりながら帰宅。

すると、「サウナに入りたい」と相棒言い出し…

家の近くの銭湯に行くことに。まあ、歩いて行けるし、私はサウナには入らず、普通の入浴で済ませたが、其処は何故かジェットバスの勢いが凄まじく、常にジェットが稼働中。お湯が凄い勢いでオーバーフローしている。

実はジェットバスはそんなに好きではないのだが(当たったところが痒い感じがするのが苦手)、ここの風呂屋はほぼほぼジェット攻めなので、当たってみた…ら、ジェット凄すぎて吹っ飛ばされる勢いだった。

というわけで、結局「おうちにお籠り」はできなかったけれど、まあ日頃に比べればゆったりできたから、まあ上出来、としておこう。