サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記41日目 (結局、一日三湯)

土曜日、週末がやってきた。

週末に何をするか。あまり悩む必要もない。まずは問答無用に阿片窟へ向かう。

朝の恒例行事だ。

昼から予定が入っているので、遅くとも12時半には帰宅しないといけない。

と言いつつ、マルヤの餃子の魅力に負けて、ランチを食べてから帰宅。

14時からの鋸引き道場に向けて少しだけ準備を整える。

風呂と日頃の疲れで眠い。冷蔵庫を漁ったら、リポDがあったので、コイツでドーピングしようかと思ったが、おっと、先日街中で貰った別のやつもある。いわゆる「エナジードリンク」系、モンスターってヤツだ。こっちを飲み干してから道場に向かった。

正解だったかもしれない。

45分のつもりで道場に行ったのに、結局90分弱のレッスンになっていた。

(前回体調不良で休んだので、先生が厚意で前回分上乗せしてくれたのだろうけど…)

ドーピングしていなかったら、間違いなく途中でこと切れていただろう。

 

さすがにレッスンの後は頭も使うし疲れがドッと出る。

帰宅後、3時間弱昼寝したらすっかり夕方になっていた。

一日これでおしまいかと思いきや、週末の晩はここからだった。

銭湯行こうぜ、と相棒が言うので、阪神沿線を攻めることにした。

本当は武庫川湯に行きたかったのだが、営業しているか電話してみたところ、「やってまへん」と…

おかしいな、定休日では無いはずなのだが…

でも、ネットでも「●回目のチャレンジでようやく入れた」という話もある。

意外に難攻不落な風呂屋なのかもしれない。

 

武庫川湯がダメなら、同じ阪神沿線、かつ渋め、ということで、第一敷島湯に行くことに。

ここは、あまから湯めぐりの1軒なので、以前買った木札持参で入浴できる。

阪神沿線あまから湯めぐり | 日本スタンプラリー協会

ちなみに今は最初の限定300枚が完売したそうで、木札1200円になっている。

それでも1軒あたり400円見当なので、割安!

第一敷島湯は、確かレトロ銭湯系で一番最初に訪問したところだったと思う。

すごくこぢんまりした創業90年を越える銭湯だ。

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この富士山と三保の松原のタイル画はお店ができた時からあるらしい。

(テレビが邪魔だな…もったいない)

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更にノベルティか、こんなものも発見。ケロリンのロゴ入り三面鏡。

 

すっかりいい雰囲気で、湯巡り終わりかと思いきや、更にもう一軒行くことに。

尼崎センタープール前にある「蓬莱湯」に向かう。

蓬莱湯は目と鼻の先にスーパー銭湯「みずきの湯」がある中、よく頑張っていると思う。

綺麗に改装されているので、客層も幅広く、晩遅い時間でも賑わっていた。

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いい気分で電車を乗り継いで自宅最寄駅に着いたところで、なぜか職場の同僚・K老師御一行に遭遇してしまう。どうやら何かイベントがあって、その後飲んだくれていたようだ。

私はどーせこんな時間だし家に帰って寝るだけだ、と、アウェイに乗り込んだにも関わらず地元感丸出しの格好、かつ勿論化粧もせずすっぴんだったので、今考えればちょっと気恥ずかしく…

まぁ、忘れようっと。

 

そんなこんなで、一日三湯。

やり過ぎ感満載、ごちそうさまでした。

サバイバル生活40日目(TGIF)

金曜日が好きだ。

土曜出勤のこともあるけれど、基本金曜日は週の最後の出勤日。

(4月5月は主治医や産業医とも健康状況相談の上、土曜勤務は無しで職場調整してください、としているため、基本週の最後の出勤日が続いている。今後、体調が回復すれば必ずしもそうとは限らない)

「今日やることやれば、好きなだけ休んでオッケーな週末だ!」という解放感が朝から漂うのだ。

多少辛くても、8時間乗り越えれば釈放される感じがいい。

 

そして、金曜日の晩は2年来続けている笛道場の日でもある。

笛道場に行く時は、帰宅中の学生やサラリーマンに混じって電車に乗り、職場とは関係ない方向に向かう。

道場は新大阪にあるので、地下鉄やJRで行くのが王道だが、私は敢えてよほどの悪天候でない限りは阪急宝塚線三国駅から歩くことにしている。

今日もそのつもりだった、が…よほど疲れていたのか、塚口から先の記憶がない。

十三での乗り換えはおろか、終点梅田に着いた時点で親切なおばさまに「終点に着いてますよ」と起こされて初めて乗り過ごしたことに気づく始末。

仕方なく、久しぶりに地下鉄に乗って新大阪に向かった。

御堂筋線の夕方のラッシュは耐え難い。

それでも梅田で大量の乗客が降りるので、梅田から先はまだマシだが、車中の空気はとても澱んでいる。冬なんて怖くて乗れない。(インフルエンザとか罹っている人がいたらマッハの勢いで伝染りそうだ)

新大阪は伊丹空港に向かう飛行機が真上を通過する。

特に夕方19:30頃は着陸のピークだ。5分と開けずに次々と轟音とともに飛行機がやってくる。

最初はビックリしたけれど、3回くらい通ううちに慣れてしまった。むしろ週末の風物詩になっている。

そして笛道場が終わった晩21時を過ぎると、その轟音は嘘のように収まって、周囲はビックリするほどの静かな街に変身している。(騒音規制により、伊丹空港は21時までしか離発着できないため)

静かになった街を笛を担いで帰路に向かう。

3月までは、電車に乗るのも心の負担だったので、相棒が新大阪まで迎えに来てくれた。

最近はそこまでしなくても大丈夫になったが、途中で待ち合わせて夕食を食べる。あるいは銭湯に寄る。

今日はどうしようか。十三は駅周辺は飲屋街。呑んで風呂に入るわけにはいかないので、ラーメン屋で軽くラーメン啜ってニュウヨーカーになることに決めた。

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初めて行ったこちらのお店。まさに「呑んだ後のシメ」のラーメンだった。

 

そこから細い飲み屋横丁を抜ければ、宝湯に辿り着く。

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少しだけほの暗いお風呂場と、ジャズボーカルの相性が不思議に心地よい。

楽しい週末の始まり、なのだろうか。

 

 

 

【通院13回目】頓服薬が頓服じゃなくなる

今日もできるだけ早く受診したかったので、15:15には病院にピットインした。

しかし、今回も大量の待ち人が…私の前に既に3人は待合室に座っていた。

更に、受付だけ済ませて買い物や用事をしに行っている人もいたらしく、私の順番は4番目ではなく7番目くらいだったと記憶している。

頭が重くて、壁に頭を預けるようにうつらうつらしていた。もちろんスマホなんて見れない。読書もできず、そうしているしかなかった。

しかも、そんな日に限って先生が午後診の開始に遅刻し(どうやら昼の間はクルマで自宅?に帰っているのだろうが、渋滞に巻き込まれたとか)、結局午後診が始まったのは16時近かった。

先生は既に待合室に大量の患者がウェイティングしているのと、自分の遅れを取り戻すために、いつもよりスピーディ、といえばきこえはいいが、いわゆる「3分診療」が「2分診療」になっている感じだった。

いつもの「調子はどうですか」から始まり、GW初日にぶっ倒れたこと、頓服はとにかく寝たい時には飲んだこと、今でも仕事がキツかった日は早朝覚醒がはっきり症状として出ていることを伝えた。

すると、

「前回頓服で出してた薬を、毎晩飲んでみましょう」ということになり、前回は頓服7日分だったのが今回は他の薬と同様14日分処方されることになった。

ただ、正直これを毎晩飲むかは悩むところだ。

毎晩飲んでしまうと、「もっとしんどくなった時」の先がなくなりそうな気がする。

診療終了後、隣の薬局で薬を貰う。

あの写真付きの薬の説明書きはタダじゃないと知って以来、薬の種類が変わらない時は発行を断っている。毎晩きっちり服薬しているから薬の種類ももう覚えている。

(以前、ここの薬局の薬剤師さん、別の患者さんに間違って処方している現場を見たので、薬剤師さんの言うことを100%鵜呑みにはせず自分の目で必ず確認している。)

やや年配の薬剤師さん、「お困りのこととかないですか?」と聞いてくるが、それは主治医に相談した上で薬を変えたりしているんだから、貴女に相談することじゃあないでしょう、と心の中で毒づいてみる。私はどうも調剤薬局の薬剤師とのトークが苦手なのだ。

強いて言うならば、前回GWの時にどうしてベルソムラ と他の睡眠剤同時処方できないんですか、なんの法律やルールが根拠ですか、と尋ねたかったが、焦げた頭で聞く余裕は無かったので、とっとと薬を貰って薬局を後にした。

薬を飲むより湯治の方が焦げたアタマには効きそうだ。足は勝手に六甲に向かっていた。

 

サバイバル日記39日目(降ってわいた話、それも明日までって)

私が勤めている職場には「目標管理制度」という人事考課の中の一制度があり…

就職当時には無かったのだが、ある時から当時の理事長がそういうことがお好きだったようで、導入された。

正直、他にも書かねばいけない書類が多いのに、更に余計なものが1枚加わった、(そして、労力がかかる割には役立っていない)と現場からは不評の嵐である。

第一、従来の人事考課制度とスケジュールは全く変わらず、それに「強引に」乗っけた感ありありなので、目標設定の時期設定からしていびつなのだ。

 

基本、ワーカーの採用は4月1日しかない。異動も4月1日付の1回だけだ。

だから、4月に何処ぞかに配属・配転になる→そこでの職務が決められる(あるいは既に決まっている)→1年間やってみる→年度末にその成果を報告する、というサイクルになっていなければおかしい筈だ。

しかし、現実はそうではない。

他の書類の提出期限が「年内」なので、それに合わせる為に(そうとしか思えない)、目標設定期間が11月ー翌年10月なのだ。

それって絶対におかしい。だって、同じ部署内に居ても、異動や昇進降格で業務内容が変わることは当たり前だが想定内だ。ましてや異動の可能性だってあるのに、なぜそのサイクル?建前上は、「異動やジョブローテーションで業務内容が変わった場合は変更後速やかに上長と面談の上目標を設定し…」となっているが、往々にして4月は全員忙殺の時期なので、面談もクソも何もできないまま悶々として1ヶ月を終えることになる。

私の場合、2018年も2019年も4月1日付で異動したので、2年連続で「悶々とした1ヶ月」を過ごした。

(この制度が始まった時のコンセプトとして、上位者の目標に従って下位のものが実務をやる、という構図なので、上位者がどんな目標を持っているのか明らかにしてくれない限り自分の目標が立てられないー少なくとも合致するかわからないのだ)

もちろん、勤続20年近くなるし、制度のことも分かっているから、上長が何も行ってこないからといって何も考えずに4月ホケーっと過ごして無駄にするわけにはいかない。なんとなくのマイ目標を決め、更には上長よりも先に前任のZさんが「私の目標はこれだったから、これを引き継いでもらえばあれこれ考えなくても済むかも…。」と気をきかせて彼女が持っていた目標を教えてくれた。

(Zさんも4月に業務変更になったので、目標の立て直しが必至の人である。)

 

目標は3つ書かないといけない。

とりあえず1つ目は、4月復帰直後に頑張った業務の中で問題意識を持っていることがあるので、それを書いておくことにしよう。

2つ目はZさんから譲り受けたお仕事。これも「やらねばならない」のだから入れておく。

さて、3つ目どうしようと思っていたところでN課長から(ようやく)目標管理の話が出た。

昨日の夕方だ。

「明日、話しましょう」

と言って、今日帰る直前に(だって木曜は午後から病院に行くから)、「実は、某所との協定締結の話が来ていて…それを業務としてやってほしいのでそれを目標に入れてもらえないか」と。

はぁ。。。

協定、締結、ですか。。。

前例はあるけれど、その話初耳ですわ…

と、また脳みそが焦げるような話を聴かされる。

そして、「悪いけど、目標管理の提出期限が明日なので、明日までに組み立てといて」と…

それって、明日の午前中にやるしかないではないか!

幸い、別件は予定より早く片付いたので身体は空いているけれど、「初耳」が続くと脳は焦げる。

焦げたアタマで早退し、病院に向かった。これは病院の後に湯治が必要だな。

 

サバイバル日記38日目(お誕生日会)

昨日の晩はよく寝た。というか、寝ずにいられなかった。

体力は有り余っているくらいだが、疲れているのは、脳がそれだけ疲弊しているのだろう。

次の日も、仕事に行く。それだけで、どれだけのエネルギーを必要とするか。

今までは想像だにしなかった。

 

さて、今日は後輩のKちゃんを誘ってランチに行った。

前の前の部署で一緒だった、妹のように慕っているKちゃんである。

今回、社会復帰する際に元の部署に戻ることはないと思っていたけれど、何より嬉しかったのはKちゃんと再び同じ屋根の下で働けることだった。

彼女とは干支が同じで、誕生日も同じだ。ついでに、血液型まで同じだ。一回り違うのだが、不思議な縁を感じる。

GW中が誕生日なので、GW明け、勝手に誕生日会というわけだ。

 

Kちゃんは私とは全然違うタイプの人間で、(恐らく)つい最近までは、あまり自分に自信がなかったのではないかなーと思うこともあった。

実は彼女には「絵に描いたようなとってもよくできたお姉さん」がいて、そりゃ私から見てもスーパーウーマンの典型だ。彼女は家の中では常にそのお姉さんと比較されてきた、のではないだろうか。直に言われずとも、本人の中でお姉ちゃんと比較することが無かった、訳ではないと思う。

そんなKちゃんが私と大違いなところは、とても素直で、誰に対しても優しく、謙虚なところだ。だからいじられつつも誰からも可愛がられるのだろう。

もう可愛がられる、という歳ではなくなっているから、本人が自分のキャラクターの良さを最大限に自分で気付いて、いい方向に活用してくれたら、公私共々すっごい充実するんだろうな。

私は所謂「厄年」というものは信じないので、厄払いに行ったりすることはない。でも、自分の中で素数の歳は「なんかある」可能性が高いので、自戒している。奇しくも、今年は2人とも素数の歳だ。ポジティブな方向で「なんかある」ならいいんだけど。

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なんとなく、「誕生日会」にはパフェを食べるのがお決まり。

前の時そうだったから、今回も半強制的にオーダーした(ら、結局最後は満足していたKちゃんであった)。

 

 

サバイバル日記37日目(連休明け、仕事には行けたが…)

結局連休最終日まで出歩き、風呂三昧してしまった私。

そもそも3月までは引きこもりサバ生活、そして1ヶ月働いたと思ったら10連休がやってきて再びデスクワークから遠ざかった。

嬉しいことなのだが、さて連休後大丈夫なのか…という一抹の不安もあった。

連休中も、毎日目覚ましの時間は変えなかったので、朝起きることは無問題だった。

体力も有り余っているのか、11日前と同じようにスタスタと職場に向かう。

ところが、今週は月曜までお休みで、仕事は今日火曜から稼働。オマケに水曜は1日みっちりかかる仕事の予定を組まれた。

木曜は恒例の病院通いで午後休。金曜だけが、(ほぼ)1日仕事できる日、という感じで気分的に焦りが生じている。

焦ると良くない。脳が空回りし始める。

10日の休みの間に増えているタスクを処理するために、残業を回避できず。

例によりMサブマネの夕礼巡回(私は幽霊とも呼んでいる)の「残業ダメなんでしょ?明日できないの?体調どう?」と気遣ってくれるのはありがたいのだが…どうしても性格上、「やり残し」で帰ることができないのだ。

そして、(今日は予想外だったが)帰宅した瞬間にぶっ倒れた。

スマホを見るのも嫌、もちろんデジタルガジェットは全て脳も身体も拒否している。テレビもダメ、活字もイヤ。

嗚呼、脳がオーバーヒートしている。

さすがに今日は風呂に行く気力も出ない。寝るしかない。

とにかく寝なくては。

布団を被って脳を落ち着かせるために必死だった。

21時には睡眠剤一式を飲んでひたすら寝ることにした。

サバイバル日記36日目(明日から社会復帰、そんな中の記念日夕食)

連休最終日。

普通の日本人の方は、こんな長く休むのに慣れていないかもしれない。

私も社会復帰のことを気にしつつ、でもちょっとは外出もしたいなあ、いつもの日曜みたいな感覚で今日を終えられれば明日大丈夫かな、と思っていた。

午後3時過ぎから家を出て、梅田でちょろっと必要最低限の買い物をした後、地下鉄乗り放題券を使ってレトロ銭湯・昌の湯に向かった。

なんと、昌の湯のすぐ手前にも別のお風呂屋さんがあったが、2年前の台風被害と老朽化で廃業してしまったようだ。

 

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いいお湯で温まってから、堺筋本町にあるビストロに向かった。

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その店に初めて訪れたのは、少なくとも6年以上前だ。

前の前の部署にいた時、営業活動、ドサ回りの途中でランチに寄らせてもらったのが最初だった。

年に1、2回だから決して上客では無いが、何か記念日や節目の時は割と利用させてもらっていた気がする。

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ただ、程なく閉店するらしい。

恐らく、皆さんの財布事情が厳しくなっている昨今、コースで一人5000円を超えるのが確実な店に気軽に来られるお客は減っているのだろう。

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味も店の雰囲気も変わらず、だが、次の来店は叶わないかもしれない、という少しもの悲しい記念日になった。

ちなみに今回は相棒の勤続20年、結婚記念日、私の誕生日記念である。

静かに2人で祝い続けることが、どこの店にいることよりも重要なんだろうな。

そして、帰り道に更に一軒風呂屋に寄って、素晴らしき連休は幕を閉じた。

 

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