サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記218日目(長湯に持ち込む本)

急に風が冷たくなり、ゾクゾクブルブルな日々になってきた。

鼻が詰まって苦しい。

鼻水が垂れてきて集中できない。

とりあえず、休み中はサウナとかニュウヨーク出張で体調維持向上に努めよう。

 

本当はドライサウナ、それも湿度がひっくーい部屋で雑誌とか本とか読みたいけれど、悲しいかな日本のサウナは「雑誌・新聞持込禁止」とか書いてあるし…

きっと、本もダメなんでしょうなぁ。

 

ただ、気に入っているクアハウスには半身浴ゾーンがあって、そこでは「読書OK」となっている。濡れるの覚悟で持ち込んじゃえばいい。

今まで「任侠●●」シリーズの文庫本にはかなりお世話になった。

そして、最新刊はまだ文庫になっていないハードカバーだけど、そのタイトルが「任侠浴場」。

買わずにはいられなかった。

 

任侠浴場 (単行本)

任侠浴場 (単行本)

 

 このシリーズ人気なのかな。

ストーリーは若干のマンネリなんだけれど、「今度はどんな手で…⁈」というので毎回飽きさせない。

それに、「都心の一等地の銭湯、どうなっちゃうの~」というのが私の今の個人的興味関心とかなりダブるので、あっという間に読み進めてしまった。

 

他にも、買ったまま積まれた状態になっている本を持っていくようにした。

樹木希林さんが好きだったので、お亡くなりになったタイミングで買った↓の本とか。

 

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)
 

 

他にも、自分がVa弾きだから、Va弾きの動向が気になるってことで、

 

 これも、CREAだったかで連載していたころから好きだった。

自由に生きるというのは縛られて生きることよりも難しい。

 

ニュウヨーク出張:宮本温泉(神戸市中央区)

ここの存在は結構前から知っていた。

以前、今は廃業してしまった「割塚温泉」に行ったときに、常連のお客さんからその名前を聞いていたからだ。

中央区にある街中銭湯だと、ここが一番東寄りになるだろうか。

廃業・休業したところも含めれば、

宮本温泉-割塚温泉-朝日湯-二宮温泉…と、山沿いに公衆浴場が連なっている。

 

実は一昨日にもこの前には来ていた。

なんと、店の前に立つと同時に暖簾が下げられてしまった(‼)ので、リベンジである。時刻は20:15過ぎ。閉店にはまだまだ早い。今日ならば受け入れてくれるであろう。

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赤く艶めくネオンがいい。

暖簾をめくると、昔ながらの番台式。右が女湯、左が男湯になっている。

ここは潔いほどの最低限の設備。

浴室の中央に角が取れた四角形の弁当箱のような大浴槽が一つあるだけ。

奥が深め、手前が浅めで、体感は浅め浴槽が若干ぬるい。

もちろん浴槽の周りには腰かけ段が標準装備。

カランは右側にずらり。ただし、シャワー付きは奥に5つほど。

手前の3つは純粋に湯水の蛇口のみ。

入口入って左側にも3組程度のカランがある。ここもシャワー無し。

早じまいするくらいだから常連のシニア層しかいないのか、と思いきや、私が訪問した20時半前は意外に若い層が多かった(とはいっても家族か)。お母さん+小学生~中学生くらいの娘さん、という組み合わせが3組くらい。つまり、シャワー付きカランは全て塞がっていた。

 

ここは浴場奥のタイル画が美しくキープされているのもいい。

ペンキ絵と違って、タイル画だったら洗って磨いてしておけば、塗り替えする必要はないものなぁ。

設備自体はかなり古いけれど、掃除はキッチリとされている雰囲気だった。

そして、桶はケロリンだったけれど、これも割と新しそうな感じ。

 

最近はスーパー銭湯がどんどん増えて、街中銭湯もサービス攻勢、ついついジェットにサウナに何に…とメガ盛りな雰囲気。

でも、疲れ切った時こそ、こういう「シンプルの極み」の浴場が、シンプルな答えをもたらしてくれそうだ。

 

宮本温泉

神戸市中央区宮本通1丁目2−6

営業時間:14:00-22:00 

     ※googleでは22:30になっているが店の看板では22時

      早仕舞いもあるので、21時ごろまでにはいく方が吉

定休日:「7のつく日」(7、17、27日)

アクセス:阪急神戸線「王子公園駅」から徒歩7分くらい

サウナ:無し

水風呂:無し

シャンプーリンス:備え付け無し

 

サバイバル日記217日目(朝湯からの寝て曜日)

1日から例の「オフンロ巡り」が始まっている。

 

sabasabadays.hatenablog.jp

 

早く始めたい気持ちがウズウズなのだが、相棒はホームのクアハウス命。

まあ、クアハウスは悪くは無い。だけど、オフンロやってる今なんだから、もうちょっと公衆浴場の良さを見直し、活性化に貢献しないと…

本当は初訪問の銭湯から攻めたかったが、2日の晩に玄関前まで訪問した「朝日湯」さん@春日野道には衝撃的な貼り紙が…

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えーい、もう初訪問とか拘ってたら先に進めない。とりあえず、どっかいくのだ。

となると、

・朝から入れる

・願わくばサウナもある

となると、灘温泉だ。

灘温泉に行く時は、大抵行きは六甲で降り、帰りは王子公園から乗る。

賑やかで繁盛している商店街と流行っている銭湯は共存していることが多いのだ。

灘温泉も、水道筋商店街という長い商店街の端っこにある。

朝風呂の帰り-昼前になれば、いろんな店がオープンしているので、つい目移りしていろいろ欲しくなる。

帰ったところでどっと疲れが出て、昨日来の風邪がかなり悪化した。咳と鼻水で呼吸困難である。

こりゃもう、おとなしくしておくしかない。

帰宅し、即就寝。

ニュウヨーク出張:神戸オフンロ巡り2に乗り出す筈が

あの企画が帰ってきた。

今月1日から、神戸市内の公衆浴場組合に加盟している36浴場を巡るスタンプラリー。

www.feel-kobe.jp

期限は来年の3月末まで。

2年前にも同様のイベントをやってたという事で、今回は「2」ということになる。

前回は39軒だったけれど今回は36軒ということで、2年の間に3軒が廃業されたことになる。

そのうちの1軒が、割塚温泉だ。また行こう、と思っていた矢先に8月末で閉店してしまった。

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御朱印帳、という名のスタンプ帳は、各銭湯か神戸市のインフォメーションセンターで貰える。

インフォはJR神戸三ノ宮駅、もっと分かりやすく言うならば、ポートライナー三ノ宮駅の「真下」にある。晩7時までやっているから、ここでスタンプ帳をもらってまず作戦を立てるのもいいだろう。

今夜は早速、いつも行かないローカル銭湯に初参戦しようと思い、春日野道で降りた。山側に向かって歩くと、いきなり結構な斜度を感じる。神戸らしい。

辿り着いたのはここ。

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朝日湯さんだが、定休日じゃないのにひっそりとしている。

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え、え、え、オフンロ始まってるのに、コレですかぁ⁉︎

ショックを隠しきれず。

そういうわけで、朝日湯さんへのアタックは無念に砕け散る。

同志の方々、ご注意されたし。

あと、営業時間は書いてあるのと違ってることもままある。

閉店が早まっているお店もあるので、早めに(それは開店早々という意味ではない)訪問することをお勧めする。

 

サバイバル日記216日目(ラグビーワールドカップの決勝戦をサウナの中で見る)

今日は朝湯に行くつもりだったが、二人して体調が芳しくなかったこともあり、昼まで家にいた。

体調不良の原因は、私は昨晩睡眠剤を飲まなかったのが原因と見ている。

週末だから要らんか、と思ったら、それが甘かった。全く熟睡できず、というか、むしろ眠れたのか、というくらい眠りが浅くて終夜ぼーっとしていた位の感覚。それで朝になってしまった。朝になってから寝たようなものだ。

鋸引道場から帰還したのが3時過ぎ。その後程なくして出かけることにした。

ちょうど5時過ぎにサウナに行ったらサウナの中で決勝戦が観れるかも…と。

実は1時間間違えていた。6時キックオフだった。

しかし、お陰でサウナに入るやいなや前のテレビに釘付けになる。

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普段はテレビを見ない派なのだが、今日だけは画面の前を死守。

しかも、特に前半はすごいせめぎ合いだったので、ついつい水風呂に行くタイミングを引き伸ばし、気付いたら15分くらいサウナルームにこもりっぱなしだったり。

前半30分過ぎは本当に白熱していた。

 

試合は後半ぐいぐい引き離しにかかった南アフリカが勝ったけれど、南アフリカが優勝となれば、日本チームも決勝トーナメントでとんでもないのに当たってしまった、と納得がいく。南アフリカの9番、デフラークは今日の決勝でもいい働きをしていた。。

いずれにしても、イングランドのエディ・ジョーンズHCの采配も素晴らしかったのだろう。イングランドは前回の大会で開催国なのに予選落ちという屈辱を喫しているので、ここまでの成果を出せたことは素晴らしいことだと思う。

ワールドカップ日本開催のお陰で、普段は全くスポーツに興味を持たない私が雑誌「Number」まで買い、日本代表の出場メンバーは結構顔認証ができるようになった(堀江とリーチ以外も分かるぞ)。

せっかくだから、ラグビーは見続けることにしようかな。神戸製鋼は言うならば地元のチームだし。

楽しい機会を与えてくれたワールドカップに感謝。

サバイバル日記215日目(ヒジョー口をいつも用意しておく)

映画はあまり見ない方だが、「007シリーズ」は別だ。

毎回、新作公開の時に(初日とは限らないが)映画館に足を運ぶ。

2-3年に1回ペース。

だから、私が映画館に行くのもほぼそのタイミングだ。

映画館があまり好きじゃないのだ。

それこそ、我々の親世代の頃に比べてシネコンなんかが普通になってきて遥かに健全な環境になってきてはいるけれど、個人的に辛いのは、

・音響がデカい、デカすぎる。そして自分の意志で音量調整ができない

・予告編を見たくない(自分の趣味じゃない映画-ホラーとかサスペンスとか、それも誇張されたシーンばかり切り取ったものを流されるのが耐えられない)

・どうしておやつがポップコーンなのか(私はポテトチップスが食べたいのに)

他にもあるが、代表的なのはこんな感じか。

それでも、来年の早春にはボンドが帰ってくる(らしい)。

2時間ほど、好みに合わない暗いところに拘禁されるのと引き換えに、究極の「マンネリズム・エンターテインメント」を楽しませてもらおうと思っている。

恐らく、ダニエル・クレイグの最後のボンドになるだろうし。

 

閑話休題

今年も残すところあと2か月になった。早いものだ。

思い起こせば去年の今頃から、自分の中のバイタルはがた落ちになった。そのことを想起させられるのは辛い。(しかし、どっかで乗り越えることが必要なのだろう)

その時に、折に触れて思い出したのが、「007」シリーズでいつもボンドにガジェットを提供していた「Q」がボンドに言っていたセリフ。

「常に逃げ道を用意しておくことだ」

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サバティカルだって、一つの「逃げ道」だ。

自分が生き残る、生き延びる為ならば、可能な手段はとるべきだ。

サバイバル日記214日目(嘘だ、フィクションだと思いたい)

朝、朦朧とした頭でテレビを見たら、映画の一幕のような画面だった。

よく分からないが、東大寺のお水取りのような暗闇に炎が見える。

なんだかよく分からない。

時間も無かったので、そのまま職場に向かい、そのシーンのことは暫く忘れていた。

思い出したのは、晩、久々にクアハウスに行った風呂上りだった。

置いてあった新聞の見出しと写真で、今朝の映像がフィクションでなかったことを悟る。

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フィクション、誤報であってほしい、という(無謀な)期待はかなわず、テレビも無情な火事の様子を映していた。

首里城が焼けてしまった。

今年の1月に、30年かけて行った修復工事が終わった矢先のことだったと。

琉球王国からのシンボル。

沖縄に暮らす人の心の中で大きな存在が、一瞬にして焼け落ちてしまった。

地元の方々の無念さ、哀しさ、悔しさは計り知れない。

でも、きっと必ずや時間がかかっても、いつか同じ姿を取り戻すだろう。

今はとにかく信じられないし、茫然としているが、首里城が再びみんなの前に現れることを願って止まない。