サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル生活14日目(湯治→都会の喧騒になれる訓練?→湯治2)

日曜日。

安息日である。

私にとっての安息の場所、2日連続で「阿片窟」へ向かう。

阿片窟こと湊山温泉は、集客のためにポイントサービスデーをかなり頻繁に設定していて、そういう日は結構人も多い。それはそれでいいことなのだが、やっぱりお風呂はゆっくり入りたいよね…と思いながらいざ現地に着くと、意外や意外、いつも以上に空いていた。

どうやら雨模様になるであろう天気を敬遠したのか?という説もある。

おかげで2時間、ゆったりと文字通りの「ぬるま湯」にどっぷりと浸かり、神経を休めることができた。

そろそろ身体洗ってあがろうかな、というタイミングで、隣りのカランにやってきたミセスが、「準備いいんですねぇ〜」と感嘆していた。話を聞くと、近くに住んでいるようだが初めてやってきたとか。

そりゃ、私、「フロフェッショナルなニュウヨーカーですから」と言いたいのを喉で堪えて、「どこから入ったらいいですか」という問いに応え、「阿片窟の楽しみ方指南」なぞしてしまった。

阿片窟歴僅か10ヶ月足らずの私がそんなことするなど、諸先輩に大変畏れ多いが、要は楽しんで味わってもらいたいし、一人でも多くの人に「阿片窟」の魔力に取り憑かれて欲しいのだ。

 

一旦帰宅し、久しぶりに趣味の昼を過ごす。

笛を小一時間練習してみた。

夕方、相棒の「ちょっと都会に行ってみるかい?」の提案に乗っかってしまい、雨の中梅田へ。

夕方5時前、普段だったら待ち行列のできる「ねぎ焼きやまもと」に並ばず入れた。

都会の喧騒は今でもそんなに慣れてはいない。特に梅田の人混みはとても心身消耗する。

雨と晩になるにつれ、人がだんだん減ってきた感はあったが…。

少し都会ならではのウィンドーショッピングをした後、十三に向かう。

なんで敢えて十三で途中下車?それは、十三から徒歩圏内に、とんでもなくレトロな銭湯があると知ったからだ。

雨はだんだん強くなり、スニーカーがズクズクに濡れてしまったが、雨にも負けず約10分強歩き通して「新木川温泉」へ。

本来ならゴールデンタイムでは?と思う日曜20:30、一瞬お風呂場に私一人。

薬湯に浸かりながら、この銭湯の未来と、明日からの自分の生活についてぼんやり考えていた。