突如、東京行きを思い立った。
相棒の「ややデカい、面倒な仕事」が一段落したというのもあり、ちょっと気晴らしに…と、思い立ったのがニュウヨーク出張での東京行き。
今回はどこを攻めるか、と考えた結果、城南方面を訪問してみることにした。
城南。
あまり一般的な表現ではないかもしれないが、品川や大田区辺りを指すようだ。
今までの生活で全く縁がないところだけに、どんなところなのか見当もつかない。
ただ、今までの経験では、
・武蔵小山と戸越銀座という壮大な商店街があるエリア
・よく行く「八つ目や にしむら」はこのエリアに属する(今回はいかないけど)
そして、ニュウヨーカーのバイブル(!?)、「東京銭湯お遍路ガイド」を見ると、確かに大田区からこの品川区にかけてはまだまだ銭湯がいっぱい残っている。
しかも、天然温泉のところもあるじゃないか。
これは行くっきゃないね。
そういうわけで、五反田に宿を定め、安い切符で一路東京へ。
今回はモノレールを使わず、京急で品川まで移動し、そこからJR山手線で2駅。
五反田のホテルにとりあえず荷物を預け、銭湯が開く時間まで渋谷などでウィンドーショッピング。
しかし…渋谷のスクランブル交差点、右見ても左見ても正面見ても液晶モニターが付いていて、あちらからもこちらからも大音量が。申し訳ないが、「騒音」で、それもかなりのレベル。信号待ちの間、耐えるのはかなりしんどかった。
他に、六本木の森美術館の展示を見ようと試みたが、すごい行列であえなく退散。
(昔のレアンドロ展とかでもこんなに並んでなかったけど…この爆発的な人気は何故だ⁈)
16時過ぎに五反田に戻り、さっそく東急池上線に乗ってニュウヨーク出張開始。
まずは「明神湯」さんから。
石川台、雪が谷大塚、御嶽山、どこから行っても同じくらいの距離にみえる。
雪が谷大塚からはバスがあるみたいだけど、我々は歩けそうなので石川台から歩くことにした。
さっそくキングオブ銭湯の洗礼を受けた後、二軒目の「松の湯」さんへ移動。
ここも昭和なトラディショナル銭湯。
五反田の外れにあるのだが、オサレなマンション、いや、億ションの小脇に昭和銭湯があるとは、誰が想像するだろうか。
夕飯を五反田駅近くの高架下にある「焼きとん」屋さんでいただき、少し煙くなった後、再びニュウヨーク出張に戻る。
3軒目は再び池上線に乗って荏原中延へ。
「富士見湯」さん。
ビル型銭湯ではあるけれど、檜風呂がある、というので、物珍しさに行ってみることにした。
さすがに1日三湯もすりゃ充分か、と思いきや、そこから歩いていける距離にもう一軒!
戸越銀座温泉。
深夜まで営業しているらしいので、これはもう行くしかない。
終電の時間も気にせず、店に吸い込まれる我々。
結局、一日四湯して大満足な東京出張1日目であった。