サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記103日目(嗚呼、ヒョーゴスラビア連邦)

ちょっと頭がミシミシ言うので、チカラを抜くためにゆる〜い話題を。

 

兵庫県ってヒョーゴスラビア」

数年前に見かけた投稿だけど、今改めて見てもジワジワ来るわ〜

 

兵庫県は七つの県境、六つの方言、五つの国、四つの新幹線駅、三つの空港、二つの海を持つ、一つの県」

発信源はツイッターらしいんだが。

勿論、旧ユーゴスラビアのモットーを上手にパロっている。

本家ユーゴスラビアのモットーは、

「七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」

だった。

チトーという強烈なリーダーシップを発揮する人が居て、80年代前半まで(なんとか)「一つの国家」を保っていたけれど、その後連邦はどんどん解体していって、今は「六つの共和国」は全て独立してしまった。

気になる地域だったので、2015年にボスニア・ヘルツェゴビナに行ってみた。90年初頭の内戦の舞台になった国だ。首都のサラエヴォはかつて冬季オリンピックが行われた都市でもあり、3つの宗教、4つ以上の言語が入り混じる文化融合都市だった。ある通りを隔てて右側は完全にオスマントルコ帝国の文化、左側を見るとハプスブルグの薫りがする、という、世界でも稀に見る景色を見ることができた。

 

翻ってヒョーゴスラビア。

まあ、「解体」する理由はあまり無いかもしれないが、大勢の人がこの「ヒョーゴスラビア」が面白い、言い得て妙、と共感できる部分が多いのだろう。

「一つの県」かもしれないが、おそらく何処の地域の人であっても「兵庫県民」というアイデンティティは皆無に等しいのではなかろうか。

今の居民のアイデンティティは、やはり明治以前の国に依拠している気がする。

ただ、特に阪神間(尼崎、西宮、芦屋、場合によっては神戸市の東部)の人たちは「摂津国」というよりは「阪神間居民」というアイデンティティが上位に来る、というのが肌感覚。

最近はかの県庁が、このツイートに乗っかってる、らしいのだが。

確かに先月、某県立大学にお邪魔した時に、このヒョーゴスラビアを題材にしたと思しきポスターが貼られていてクスリとなった(その時は元ネタを意識していなかったのだが…)。

神戸新聞NEXT|総合|ヒョーゴスラビアが現実に?「兵庫五国連邦」が誕生

 

実は、「丹波国」は五国の中でちょっと影が薄いかなあ、という気がする。

なので、もっと他の国並に張り合って欲しい。