サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張:鶴乃湯(神戸市垂水区)

垂水区にはもう2軒しか銭湯が残っていない。

スーパー銭湯の台頭ということもあるのだろう、街角銭湯はスタンプラリー参戦者泣かせ(苦笑)の「高丸湯」さんと、今回訪問するこの「鶴乃湯」さんだけになってしまっている。

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この「鶴乃湯」は、JRや山陽の垂水駅からも程近いところにある銭湯。かなりの歴史は有りそうだが、実はマンションの1階に位置するビル型銭湯なので、それもまたビックリ。

 トラディショナルな番台方式で、お金を払う。と、普通、銭湯は「前へ前へ(奥へ奥へ)」と進むのだが、ここ鶴乃湯は「横へ、横へ」進むつくり。

建物(マンション)が横長で、縦に充分な長さが取れなかったから浴場を左右に振り分けたつくりになっている。そこがユニーク。

脱衣所にはご近所のシニアマダムが3人ほど談笑中。

不思議なのは、この銭湯は「古い」のだが、「それなりに手入れはされていて」、「常連のお客さんがいて」、「静かに継続している」感がヒシヒシと漂っていること。

風呂場も非常にコンパクト。サウナや水風呂は無く、お湯の浴槽のみだが、ジェットの出る浴槽、深めの浴槽、電気風呂と3分割されていて、特にジェットの浴槽はお湯が40度くらいですんごい心地よく、寝入ってしまいそうな勢いだった。

不思議に人を引きつける魔力を感じる風呂なのである。

この日は同じ目的のスタンプラリー巡業者だったのか、地元民ではないビジターと思しき若い方も2名ほど。でも、浮いていない。本当にこの銭湯が持つ空気感は不思議だ。

 

鶴乃湯

神戸市垂水区川原2-1116

営業時間 16:00-21:00

定休日 水曜日

アクセス JR・山陽電車「垂水」駅から北東に約5分

サウナ 無し

水風呂 無し

シャンプー石鹸 備え付け無し