今日は26日、フロの日である。
そうでなくても銭湯には行くが、こういう日ならば尚更ニュウヨーク出張にも気合が入る。
私はいわゆるスーパー銭湯よりも街場の風呂屋、一般公衆浴場の方が好きだ。
料金が手頃なのと、アクセスがしやすいこと(スーパー銭湯って割とクルマでアクセスが前提だったりする)、あとは何よりユーザー同士の距離感が近いことが自分にとっては良い。
この距離感が近い、というのは良し悪しだ。時として煩わしいこともある。けれど、そういう時は敢えてアウェイの銭湯に行くとか、時間をずらすとか、方策は色々ある。
お湯に浸かったりサウナに入りながら、他の常連さんの会話を聞くともなしに耳に入れる。
女湯はシニアマダムが多いので、最初の頃は「嫁さんの悪口大会」を予想していたが、全然そんなことは無かった。むしろ、お嫁さんに対しては結構気を遣われている感が漂ってくる。
むしろ、高齢化社会を反映してか、「介護」の話題はめちゃくちゃ多い。あとは「持病の披露」や「名医お伺い」辺り。
「●ヶ月前に、●●が調子悪くて、●●先生のところ行ったら、『紹介状書きますから』って言われて◎◎病院へ行ったんだけど…」みたいな会話は大抵どこの銭湯でも繰り広げられている。
しかし、男湯の方はもっと楽しそうだ。
「今度、●●(仲間)逮捕されるかも…アイツ、昔◎◎でも捕まってるしなぁ」と、「昔はやんちゃしてました(今もしてるかもしれません)」系の御仁達が、背中流したりサウナ入りながら↑のような会話をしているらしい。
いろんな人がいるけれど、450円入ればみんな平等な公衆浴場は、日々のカタルシス空間なのだ。
もう家の風呂には戻れない…