サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記490日目(ウワサの本を買ってみる)

気がつけば、大学入学以来20年以上、「アーメンな世界」に身を置いている。とはいっても、教会で御奉仕しているというのではなく、ずっと、いわゆるキリスト教系な学校に所属している、という状況。

別にクリスチャンではない。家庭環境の影響でもない。

ただ、今になってふと思うのは、これほど長い期間アーメンな世界に身を置いているのに、自分は驚くほどキリスト教のことを知らないなぁ、と。

え、キリスト教系の学校だったら、「キリスト教学」とか必修じゃなかったの、とツッコミが入りそうだ。ええ、必修でしたとも。

でも、私が履修した授業の先生は、教義のこととかは一切語らず…教え子に何人か作家さんがいて、その方が新刊を出す度に先生に献本してたらしく、その書評ばかりを聞いていた。

最後になって先生、授業らしい授業をしていないのに気づいたのか(?!)、聖書の版による訳の違いを説いた。どうやらその先生は「新共同訳」がお好みではなかったらしい。

つまり、私自身が必修の「キリスト教学」で学んだのは、「聖書の訳にもいろいろあってだ」「(先生曰く、ワシは)新共同訳は好かん」ということだった。

まあ、多くの大学は神学部を除けば、学生を信仰に引き込もうという強制心は無いから、「私たちのポリシーってこんなもんだから」という所信表明の場だろうか。第一、本当に信仰に篤い人なら既に入信してるだろうし、神学部だとか指導者的立場になれるところに籍を置くだろう。

…話は逸れたが、さて社会人になってしまうと、案外「アーメンな世界」について知る、知識を深める機会は無い。

いろんな講座や本はあるには有るが、どのみち「マニアック」なのだ。言うならば、「初心者向け」で、気楽に、でもきちんとした本とかが無いのだ。

そんな中、救世主のように現れたのが、上馬キリスト教会のツイッター

恐らく、敬虔な信者さんとかは「バカにしてんのか!」とお怒りになるかもしれない。

が、大多数の日本人はノンクリスチャン。クリスチャンの常識、我々の非常識を蒟蒻のように柔らかく、斬鉄剣のようにバッサリと斬ってくれる。

そして新刊が出たので買ってみた。

f:id:lebentur105:20200802231841j:image

多分、期待を裏切らない出来だと思う。

読み終わったらまた感想を書こうと思う。