コロナ禍はまだ収束の兆しを見せない。
それどころか、ヨーロッパでは激しく第二派が到来して、スペインやフランス、そしてアイルランドも夜間外出禁止、ロックダウン再び、という状態に見舞われている。
どうやら、夏のバカンスができない、何処にも行けないなんて耐えられねー、という方々の為に、また、観光産業でもっている地域の経済維持の為に、EU域内は移動制限を夏前に解除した、けれど、それが裏目に出て、感染拡大…と相成ったようである。
翻って日本。
気がついたら、GOTOなんたらが始まった。毎日テレビで「高級ホテルに●●円で泊まれる！」とかやってたりするけれど。
欧州の様相を見ていたら、明日の我が身のような気がして、とてもじゃないけれどGOTOする気になれない。
キャンペーン始まる前に、「何も今じゃなくっても」と言っていた人でさえ、いざ始まってしまえば、目先の安さに乗せられて「何処行こうかなぁ」なんて言っている…
政府がキャンペーン始めたからって、それは安全宣言では無い。むしろ、このリスクの中、敢えて自分からリスクを高める行動は個人的にはしたくない。
周囲の人たちがGOTOに乗っかることを止める権利は無いけれど、私が老婆心として言えることは、「政府はGOTOしても安全安心とは言ってない」っていうこと、「我々の為ではなくて、政治家の自分らをよくしてくれる(=献金とか)大手旅行代理店や飲食情報サイト業界に便宜を図っているだけ」ということだ。
勿論、観光地で宿泊その他サービス業に従事している方や、全国の飲食業界の方の減収、休業廃業を見殺しにしていいというのではない。
GOTOの「お安くなった分」は我々の税金が原資。税金をばら撒き、その結果コロナもばら撒く可能性があるなら、休業や減収への対応に充てる方がいいと思うのは私だけだろうか。
