サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 111日目 OJTの現場を垣間見る

 昨日の話。たまーに行く飲食店にて。ほぼ店主1人で回している、カウンター+αの店。夕方18:30前に店に行くと、カウンターには店主のほかにもう一人、若い男の子(とはいっても20代)がいる。新しくバイトに入った子だろうか。

 注文を終えて、料理が運ばれてくるのを待つ。そんなに広くは無い店内だし、ちょうど視線の先が厨房なので、嫌でもカウンターの中の店主、そしてバイトくんの姿が目に入る。そしてバイトくん、あまり呑み込みは早くないようだ。

 店主の声は若干苛立っている。客の手前、あまり目立つ圧はかけられないが、それでも扱いに困っている雰囲気は漏れてきている。「…いっぺん聞いたことは、二回言わせないように!…」というところは我々の耳にも入ってきた。バイトくんの返事は小さい。

 その後、店主が料理の仕上げをしようとしているタイミングで、店の電話が鳴った。すると、こともあろうに店主、「あー電話出なくていいから!」…よくある新入社員の仕事って電話番だったりするけれど、彼は電話番もさせられないのか。まあ、最近は「会社の電話対応が嫌」で退職したくなる、退職するケースもあるらしいから(そしてその気持ちは分からなくもない)。

 10コールくらいして電話は止まった。そして店主の「正念場」は終わり、我々のもとに、頼んだ料理がやってきた。その後「洗い物だけどんどんやってって」というのが彼の仕事になった。

 厨房は正直広くないし、メニューだって限られているから、「何をやればいいか分からない」ことはあまりないんじゃないかと外野の我々は思ってしまうが、狭いなりに変に気を遣ってしまって却って「何をやったらいいのかわからない」になるのか。あるいは、天性の「気が利かない、空気読めない」なのか。今日日、人材育成も大変だ。