2回目の休職になってからはキャンプどころではなかったのだが、少しだけ調子が上向きになってきた、と8月末に感じたので、1泊2日のキャンプの予約を入れた。
自宅から1時間で行けるいわばコンビニキャンプ場なので、さしたる不安も無い。過去にも何度も利用したことがある場所なので、道も、現場の状況も分かっている。
新しいテントを入手したので、それを試してみたい、という目論みで出かけた。
いわゆるファミキャンやグルキャンではなく、ソロキャンプがメインのキャンプ場なので、皆さん料理をしたりゴロゴロしたり焚き火をしたりと、静かに好きなひとり時間を満喫している。我が家は2人で来たけれど、読書にコーヒータイム、更にはこのクソ暑いにも拘らず昼も早いうちからガンガン焚き火に熱中した。
今日のテーマは鉄板で焼くハンバーグだ。
ハンバーグはスーパーで売られているものを調達。「焼くだけ」なのだが、焚き火と鉄板が、「焼くだけ」を最高に美味しくしてくれる予感がした。
実際、その予感は的中した。
暑さのせいか、21:30過ぎに相棒は「疲れたから寝るわ〜」と、珍しく私より先に就寝。
しかし、なぜかこの日の晩は変に脳が冴え渡り、自覚としてはほとんど、いや、ほぼ一睡も出来なかった。
普段は控えていたアルコール、低アルコールの缶チューハイを二人で2本飲んだだけだが、別に酔っている感触も無い。悪酔いの気配も無い。
どちらかというと、脳内が異様にハイになっていて、ずっと稼働し続けているコンピュータのようになっていて、自分でも脳がぐるぐる回り続けているのが苦しいし疲れているのが分かっている、だけど、PCのように電源を切ったら強制終了ーとはいかない、その強制終了の方法が無いのだ。
寝ることがシャットダウンなのに、寝付けないので、シャットダウンできない。
結局、時計を見ても30分ずつしか進んでいかない、その間も頭はずっと冴えているまま、明日は大丈夫だろうかと思っていたら朝3時、4時になっていた。