サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

280 休みをもぎ取り、ゴロゴロするはずが実家へ

 月、火と2日間気を張って働いて、前準備も特段問題なくできている感じだったので、今日は休めそうだなと昨日の夕方判断し、今日は中休みを入れることにした。

 当初は家でグータラしていようかと思ったが、そういえば6日は父親がショートステイ先から一時帰宅する日だ、と思い立ち、昨日の夜帰宅してから「ちょっと実家に行ってくる」と相棒に切り出し、日帰りで実家の様子を見てくることにした。若干、心配されたが、父親の病状や我が実家の様相を分かっているので、「駆けつけることで何か手伝いになるなら」と送り出してくれた。

 朝いつもと同じ時間に家を出て、新大阪から「のぞみ」に乗り、新横浜でローカル線に乗り換え、それでも実家に着いたのは昼前。父親が帰ってきているのかと思いきや、帰宅は夕方、16時半ごろになったらしい。妹も今日は出勤だったので、母親と昼ごはんとおやつを食べながら、今後の対応についてぽつぽつと話をする。

 介護食のカタログが数冊脇に置いてあったが、結局注文はしていないらしい。これから3日間の分は、とりあえず妹がイオンで調達したレトルトの介護食おかずがあるから、それでなんとかなるとしても、ショートステイが終わった後のことが心配になった。

 15時ごろ、介護用品レンタルサービスのスタッフの方が来訪。玄関に取り付けていた手すり(こんなものもレンタルしてくれる)を外しに来てくれた。手すりがあると、車いすでの入室が困難なので、車いすごと玄関を上げるなら…と対応してくれたそうだ。ついでに、洗面所への動線になるところに1ヶ所、仮設の手すりも取り付けてもらった。

 16時過ぎに、介護タクシーが父を連れてやってきた。本来は玄関口までの送迎だが、特別に玄関から車いすを上げるように取り計らってくれた。しかし、とにかく狭い実家ゆえ、廊下を数メートル進んで行き止まりになってしまった。仕方が無いので、私が回転いすを車椅子の近くに持っていき、ドライバーでもあるスタッフさんが車椅子から回転いすに上手に乗り移らせてくれた。

 とりあえず、帰宅して食堂の椅子に座るところまでは「なんとかなった」。本当は、家の中でどれくらい動けるのか確認してから帰りたかったが、もはや石像、銅像のように、椅子に座ったまま動かない。これじゃあ、トイレも洗面所も無理じゃないかな…と思いながら、作り置きのおかずを2品妹と母親のために作り、更に父親の朝食用にフレンチトーストの仕込みをしてから17時半に実家を出た。

 恐らく、母親だけでは手術後なので重いものを動かしたり持ち上げたりするのも無理、結局家に着いたまではいいが、自宅内でおろおろしていたことだろう。(まあ、介護タクシーのスタッフさんなどはプロなので、そういう時は「なんとか」はしてくれるのだろうが…)一応、無事(?)の帰宅を見届けたので、行った甲斐はあったのかもしれない。何より、今後のことは分からないが、ひょっとしたら、この週末が父親にとって、最後の自宅での生活になるかもしれない、と残る家族はそういう予想もしている。なので、家にいる父親を見ておいた方がいいんじゃないか、むしろそういう気持ちでやってきた感が強い。

 横浜戦を降りてすぐに帰りの新幹線をスマホで予約しようとしたら、画面が暗かったせいで「ひかり」の予約をしてしまったようだ。どうも時間がかかり過ぎる、と気づき、慌てて予約変更。更に、ホームに上がったら、1本早い「のぞみ」の自由席が空いているようだったので飛び乗り、予定より10分早く大阪に帰ってきた。暫くはこういうバタバタの連続になりそうだ。