サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

322 父親の入居先が決まる

 実家の妹と母から五月雨にLINEがあり、どうやら父親の本格入居先が決まった、という連絡を受けた。

 今年の春先に、検査入院の結果ある難病の診断を受けた父親だが、その後病状が進んで今は自宅で普通に生活することもままならなくなっている。そういうわけで、8月からは施設のショートステイを利用していたが、ショートステイはあくまで「ショート」なステイなので、どのみち長期滞在できる場所を探さなければならない。しかし、8月中は父親自身が自宅で過ごせると信じて疑わなかったため説得が難航、その最中にも施設探しを続けていたが、昨今の高齢化に加え、父親の持病の影響で入居可能な物件が絞られるということもあり、入居先探しは困難な道のりだった。

 8月いっぱいは実家からすぐ近くの施設にたまたま入居できていたのだが、30日を超えるため9月に入ってから別の施設に改めてショートステイとして入居した。しかし、そこの施設が8月に居たところ(仮にA園としよう)と雲泥の差らしく、本人も見舞いにいった妹も文句を言う様だった。

 父から来たメールによると、スタッフの交代が甚だしいのか、情報共有がなされていない、技量が未熟なスタッフが多い、車椅子より普通の椅子に座って日中は過ごしたいのに乗り移りの介護に協力してくれない、等々…中にはそれってええんかい、というような内容もあって、さすがにそれについては妹がケアマネを通してクレームを入れたらしい。

 預かってもらう身で、という人もいるかもしれないけれど、それでも、入居の時にこういう条件で、とお願いしてお願いされているわけだから、口約束でもなんでも一旦条件として決まったことは履行しないのはダメでしょ、と思っている。

 そういう状態なので、父も「この施設からは早く移動したい」と思っていたらしい。担当のケアマネさんが結構動いてくれたようで、決して近くはないものの、公共交通機関でアクセスできる場所にある施設(Cハウス)に空きがでたようですが、どうでしょうか、と情報を流してくれた。ここならば父親の病状の人でも入居できるらしい。

 どうやら空きが出た部屋はやたらと広い部屋で、それゆえに利用料も割高らしいが、この際部屋が広過ぎるだの値段が高いだの文句を言っている場合ではない。以前から、病状が進行したら入居するかもしれない候補先として挙がっていた施設なので、前回の帰省時に私は外観から場所と建物チェック、母と妹は内観も済ませている。

 昨日、その新しい施設のスタッフの方と、ケアマネさんが父親を訪ねて、施設入所の意向確認の面談をしてくれたらしい。ただ、そのスタッフの方曰く、「(まだ)一時入所と(長期)入所を混同しているようだから、ご家族からもよく話をしたうえで今週中(といいつつ金曜まで)に入居するなら動いてください」というかたちになっているそうで…

 えらい性急だなあと思いつつも、今の施設に長居するメリットもあまり無いので、あとは家族協力体制での「引っ越し」をどう乗り越えるかだ。