サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

350 牛歩の歩みでの上達

 去年から、突如そろばんの練習を始めたのは日々の既述のとおり。最初は珠の上げ下ろしすら意味不明だったが、やっていくうちに「こんなもんかな」と慣れるようになった。頭で考えるものではない、身体で覚えるものなのだ。

 そろばんは級が上がると、数字の桁数が増えていくのが常。なので、次の級に行くぞ、となって新しい問題を始める時が一番大変だ。今までと桁数が違うので、計算時間が長くなるし、感覚が慣れていないので、単なる足し算だけの見取り算でも急に正答率が下がる(それは私だけかもしれないが…)。

 でも、こんなの無理、できっこない、と思っていても、まあまあ、と自らをなだめすかして続けると、2週間もあればだんだんと一つ増えた桁も冷静に見られるようになってくる。割り算などは、最初は位取りもえっちらおっちらだったが、初日に比べればスムーズに数字を置けるようになってきたかな、という気がする。つまりは、「慣れ」なのだ。だから、急に上手くなることは無い。やらなければ上手くはならない。けれど、愚直に「毎日の練習」として適切な方法で続けていれば、少しずつ前進できるのを実感する。

 今は準2級の問題をやっているけれど、今週辺りから、正答率が少し高まった。先週までのアワアワした感覚がなくなって、「7桁の足し算」が見取り算ではデフォルトになった感がある。割り算も、5桁で割る、4桁で割る、というのにそれほど驚かなくなったというか。とはいえ、数日やらないとパッと元に戻ってしまうので、楽器を弾くのと同じで指を動かすことの大切さを身をもって知る。