サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

351 ハンドキャリーをギリギリで思いとどまる(テレビ輸送編)

 実家住まいの妹から頼まれたテレビ搬送の一件。

 

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当初は、明日の移動時に持参するつもりだった。その気満々で160サイズのスーツケースにタオルなどでぐるぐる巻きにして梱包も済ませていた。ただ、ここにきて「本当に大丈夫かな」という不安が生じてきた。

 まずは、どう頑張っても預け荷物になるので、チェックインカウンターで「貴重品や壊れやすいものは入ってませんか」と確認される。少なくとも貴重品ではないが、壊れやすいものかどうかはX線検査でバレるだろう。バレてからだとややこしいので、事前に「いやあ、電化製品…テレビが入っています」と正直に申告したところで、「そういうものは、壊れた時の保証ができませんので…」と積載をお断りされる可能性が高い。その時点で断られても困ってしまう。

 更に、一筆書くから等々言って、預け荷物にできたとしても、受け取りまでのタイミングでは結構荒っぽく扱われる。(海外はそりゃあ酷いので、日本の空港では数倍マシだろうけれど、それでも「壊れもの」や「ワレモノ」という表示は無視されるだろう)勿論、輸送途中に壊れてしまった場合、念書も書くならば、「お宅の所為で壊れたじゃないか!」なんてクレームを入れることはしない。だけど、せっかく汗水たらして600m運んで、結果粗大ごみが出来上がった、となると、結局妹がその壊れたテレビを処分場に運ばなきゃいけなくなる。そんなバカバカしいことは避けたい。

 そこで腹が決まった。ここはやはり、貨物運送のプロにお願いするしかない。梱包したスーツケースを車に乗せ、近所のクロネコヤマト営業所に持参した。営業所のお姉さんに「空港宛ですか~?」と訊ねられ、「いえ普通の家宛ですが…」とのやり取りの後、中身の確認。「あ、テレビなんですけど…」と伝えると、顔色も大して変えずに「あ、でしたら『家電製品』を選択してください~」と伝票の作り方をガイダンスしてくれた。家電製品、という選択肢が有るくらいユーザーの方が普通に送っている、ということか。

 かくして、明日の危険な賭けに出ることなく、テレビは東国目指して旅立っていった。