連休最終日。
普通の日本人の方は、こんな長く休むのに慣れていないかもしれない。
私も社会復帰のことを気にしつつ、でもちょっとは外出もしたいなあ、いつもの日曜みたいな感覚で今日を終えられれば明日大丈夫かな、と思っていた。
午後3時過ぎから家を出て、梅田でちょろっと必要最低限の買い物をした後、地下鉄乗り放題券を使ってレトロ銭湯・昌の湯に向かった。
なんと、昌の湯のすぐ手前にも別のお風呂屋さんがあったが、2年前の台風被害と老朽化で廃業してしまったようだ。
いいお湯で温まってから、堺筋本町にあるビストロに向かった。
その店に初めて訪れたのは、少なくとも6年以上前だ。
前の前の部署にいた時、営業活動、ドサ回りの途中でランチに寄らせてもらったのが最初だった。
年に1、2回だから決して上客では無いが、何か記念日や節目の時は割と利用させてもらっていた気がする。
ただ、程なく閉店するらしい。
恐らく、皆さんの財布事情が厳しくなっている昨今、コースで一人5000円を超えるのが確実な店に気軽に来られるお客は減っているのだろう。
味も店の雰囲気も変わらず、だが、次の来店は叶わないかもしれない、という少しもの悲しい記念日になった。
ちなみに今回は相棒の勤続20年、結婚記念日、私の誕生日記念である。
静かに2人で祝い続けることが、どこの店にいることよりも重要なんだろうな。
そして、帰り道に更に一軒風呂屋に寄って、素晴らしき連休は幕を閉じた。