サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張:六甲おとめ塚温泉(神戸市灘区)

実はここはあまりにしょっちゅう行っているので、「ハレ」感は無くなりつつあるが、私にとっては大切な風呂場である。

神戸の幹線道路、国道2号線のほんのわずか北。フツーの住宅街のど真ん中。

こんなところに「エラい風呂屋」が有るとは誰が予想するだろうか。

ちなみに、ここの風呂屋は雰囲気を楽しむところではない。お湯を楽しむところである。

 

では、あえてガッカリする点から挙げる。

表向きが、「つまらなすぎる」のだ。(それ故というか、だからこそ?お湯推しができるのだ)

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レトロさ、渋さは微塵も無い。勿論、創業50年とかではないから、それを求めたって仕方がないのだが。

(個人的に)ガッカリする外観を心にしまいつつ、玄関の暖簾をくぐると銭湯っぽくなってくる。

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いやいや、銭湯っぽさとか、何ですか、ってな。

つべこべ言わず、券売機で入浴券を買う。

大人430円。通いまくりの覚悟がある人は回数券を買ってもいい。10回分3900円なのでお得だ。

回数券を買ってしまった人は同時にスタンプカードも作ってもらおう。1回入浴するごとに1スタンプ、30スタンプ集まれば1回無料になる。(スタンプ押してもらえない例外の日もあるので注意)

 

で、ここからは褒めちぎりコーナー。

おとめ塚温泉、何が凄いのかというと、

430円、公衆浴場(普通の銭湯)価格で天然温泉、しかも源泉掛け流し!

しかも、そのお湯の質がたまらないのだ。

建物はちょっと不思議?な造りになっている。

1階にフロントがあり、脱衣所も1階。(あ、脱衣所がとても狭いのもちょっと辛い)

で、裸になってニュウヨーク出張グッズを片手に、ガラス戸を開ける、と、

まずは階段。

2階に上がると、ジェットバスの数々がお出迎えしてくれる。

更に階段を上がって3階に行くと、主浴槽。露天風呂、サウナも3階である。

洗い場(カラン)は2階にも3階にもあるので、ジェットバス主流か露天主流でカランの場所を決めればOK。

個人的には、ここはお湯が本当に良くて、入浴を楽しむ方が良いと思うので、「サウナがあるならばサウナに入らないと来た気がしない」というサウナーの方でない限り、サウナにはいる必要は無いと思う。別料金で、結構高い(たしか350円)ので。

主浴槽は浅いところと深いところとあるので、用途に分けて浸かれる。

露天風呂は岩風呂(益荒男の湯)か、タイル張りのお風呂(神楽の湯)。どちらもすぐそばに水風呂があるので、温冷交互浴にはとても便利。

益荒男の湯側の内湯には電気風呂があり、神楽の湯の内湯にはジャグジー泡風呂がある。

奇数日は女性が益荒男の湯(岩風呂)、

偶数日は女性が神楽の湯(タイル風呂)。

どちらもそれなりの良さがあるので、両方の浴場を訪ねてみると面白いと思う。

 

天然温泉の泉質だが、強烈な炭酸泉!内湯もポコポコ、そして露天風呂に行けばもっと激しく2ー3分浸かっているだけで全身に泡が付きまくり。まるでウィルキンソンの中に浸かっているようだ。

お湯の温度は40.5℃くらいなので、割と長く浸かっても大丈夫。

水風呂の温度は18℃くらい。これも冷たすぎないので、温冷交互浴初心者でもいけそう。

常連さん(かくいう私も)は、最初から長湯を決め込んでいるので、途中の水分補給のために水やスポドリを風呂場に持参している人も。

あくまで銭湯なので、シャンプーや石鹸の類は置いていない。だけど、フロントで買えるし(シャンプーリンスとボディソープでポッキリ100円)、すぐ近くにドラッグストアがあるので、そこで調達する手もある。

まあ、正直430円でここまでやるか、と驚きのワンダーランドな銭湯が、ここ、おとめ塚温泉なのだ。

ヘタなスーパー銭湯や営業努力してない温泉旅館に行くくらいなら、絶対にここだな。

 

六甲おとめ塚温泉

入湯料:430円(サウナ料金は別)

営業時間:6:00–深夜1:00 ※最終受付0:30

休業日:年中無休(となっているが、設備点検等のため臨時休業があるかもしれない)

最寄駅:阪神電車の石屋川駅から北側に徒歩5分くらい。

              JRの六甲道駅からだと東に10分ちょっと。

             阪急六甲駅からだと20分近くかかる(けど慣れればどうってことない)。

公式HP:http://www.otomeduka.com/index.html