またとんでもないレトロな銭湯を見つけてしまった。
場所は神戸市中央区、とだけ聞けば、神戸のオサレな中心地のようであるが…
辿り着いたところはこれまた昭和の匂いがプンプン漂う商店街の端。
最寄駅は阪急だと春日野道、JRだと灘駅になる。
どっちからでも距離的には変わらないと思うが、春日野道からだと商店街の中をひたすら歩けばいいから分かりやすい。
私は交通費をケチるために（苦笑）行きは灘駅から歩いたが、こっちは景色が若干殺風景。
こんな商店街が軒を連ねているのだが、定休日なのか営業をやめているのか…シャッターを下ろしている店舗が結構多い。
そして、これがこちら割塚温泉の正面。
このツラ構えからしてレトロ銭湯、期待できそう！
ここ、女湯が左側でした。
今まで行ったお風呂屋さんはなんとなく右が女湯のところが多かったので、習慣的に右の靴箱に靴を突っ込んでいざ扉を開けようとしたら「男」と…危ない、危ない（爆）。
番台で料金を払っていざニュウヨーク！
こぢんまりしているけれど、必要最低限の設備が揃っている地域密着の昔ながらのお風呂屋さん。
入ってすぐ、左側には電気風呂（オレンジのところ）。強度は強すぎず弱すぎず。
その隣がジェットバス2台、手前は泡風呂。（ただ、3人同時入浴はムリ⁈！）
そして、浅めのお風呂に奥が深目のお風呂。
更にその奥に見えるのが湿式サウナ。
現在は燃料費高騰のため、サウナの稼働日は「火・木・日」だけになっているらしい。
けど、この曜日ならば、料金のうちでこのサウナも入れてしまう。
サウナの向かい（一番奥壁に沿って左側）にはすごく小さい水風呂が。
ただ、風呂と言いながら浸かっている人はいなかった。
男性なら1人はいるのがやっと、女性でも2人しか入れない大きさだから？
水の温度は20℃弱で、サウナや長湯したあとの掛水にはちょうどいい感じ。
せっかくサウナ焚いている日だったので、サウナーではない私もちょっとトライ。
乾式ではないけれど、結構すぐに熱くなり温まる感じ。3分もいればジワジワと汗が出る。
掛け水10杯くらいぶっかけて、お湯に入るもよし、サウナに戻るもよし。
サウナはギリギリ詰めて定員5人というところだろうか。
お湯も43℃を少し下回るくらいなので、熱いのが苦手な人でもなんとかいける。
お客さんは地元の常連さんがほとんどのようで、洗面具は脱衣所に置きっ放しにして行き帰りされているようだ。
都会からわずか電車で一駅でこんなレトロな空間に浸れる、しかもワンコイン。
三ノ宮での用事のついでにふらりと途中下車、立ち寄ってみてほしい。
※女将さんに撮影許可いただきました。感謝！
割塚温泉
神戸市中央区割塚通4丁目2-20
JR灘駅か阪急春日野道駅からどちらでも徒歩8分くらい
神鋼病院の線路・道路挟んで北側
営業時間：14:00–22:00
定休日：水曜日
入湯料：430円（火・木・日ならこの料金でサウナも利用可）
備考：シャンプー石鹸無し
湯桶が少なめなのでピークタイムは持参すると便利かも
イスも少なめなので注意
