サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記393日目(熱は下がったけれど就業解禁ならず)

どうやら、コロナ騒動もあって、「平熱になって丸2日」でないと出勤可にならないようだ。

今朝から平熱だし、もともと「月曜までは出勤停止」と言われていたので仕方なく自宅待機。

結局、電話がかかってきたり、大量のメールを捌いたりと、もう少し寝てたいなぁの気持ちをよそにリモートワークの一日。まあ、本来自分が職場でやらねばいけないことを周囲の同僚が職場で代わりにやってくれているので、一切の文句は言えないし。

リモートワーク終了後、読みかけていた本を読了。

 

アフガニスタンの診療所から (ちくま文庫)

アフガニスタンの診療所から (ちくま文庫)

  • 作者:中村 哲
  • 発売日: 2005/02/09
  • メディア: 文庫
 

去年、凶弾に倒れたペシャワール会の医師・中村哲さんの初期の活動を綴った本。

この頃はまだ井戸は掘っていない。

カイバル峠をはじめとする、アフガンの険しい山とそれに囲まれた村、部族社会を彩り豊かに描いている。

ハッキリとした特徴を捉えて活きいきと人々について語られているのは、中村師が、現地の人と本当に対等に向き合っているからに他ならない。

内戦が激化すると、「欧米の非営利団体などはさっさと引き揚げてしまった」「それもアジア系のスタッフを残して」…などなど、遠い日本にいるだけでは知り得ない、報道されない現地の内情も書かれていた。

「海外とか憧れててぇ、国際貢献とかって、なんかカッコいいじゃないですかぁ〜⁈」というような若い女子には、うんうんと頷きつつ、じゃあまずはこれを読んでから、と言ってあげたい。