研修会から帰還して、とにかく不安になることは、去年の事がフラッシュバックすることだ。
環境も変わり、基本無理はしていないつもりだけれど、「追い詰められる」感覚になると、「自分はもうダメだ」と、また崩れてしまうのではないか、というのが心配なのだ。
広義にはパニック障害とおんなじものが根っこにあるんじゃないかとも思う。
研修会の最中にもぽろっと紹介されていたけれど、鬱や不安には認知行動療法が一定の効果があるらしい。確かに薄々そう感じてはいた。主治医がたまに漏らす「(自分ができることは)よく寝られるようにすることだけ」で、それ以外のことは薬では治らない、と言外に匂わせていた。
薬で不安を軽減はできるけれど、不安と捉えないようにするためには自分の思考を変えるしかない。それが認知行動療法なのだ。気になったので、早速ジュンク堂でワークも付いた認知行動療法の本を買ってみた。1日10分でいいからワークに取り組んでみよう、とあるけど、1日10分て何気にハードル高いぜ、と思う私はやっぱり完璧主義というか白黒思考なのだろうか。
そして、4月の復帰以来とにかく歩くことにしている。
最初は復帰前に引きこもっていた3ヶ月の運動不足解消と、メラトニン摂取のために散歩を始めた。
1日1万歩が目標だったが、6月までは歩行記録が右肩上がりで、ウハウハだった。スマホが勝手に記録をつけてくれるからお手軽だ。
しかし、7月からはちょっと記録が落ちた。それでも1ヶ月平均11,000歩位は歩いているのだが。
人に振り回されず、でも、唯一無二にこだわり過ぎることはあまり意味が無い。
そんなことを考えながら、せかせか歩く必要は無い、自分が心地よいスピードで無理しない程度に歩けばいいんだ、と思えば少し楽になった。
10月以降、少し長く歩けるようになった。
こだわり過ぎると捉われる。適度に緩みを持つこと、必要な時に必要なだけ緩められることの大切さを振り返っている。