サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張東京編3:小杉湯(杉並区高円寺)

今回のニュウヨーク出張in東京では、「絶対に」詣でたい銭湯が何軒かある。

明日行く北千住の「タカラ湯」や「大黒湯」に並んで、何が何でも行きたかったのは、今日3軒目となる「小杉湯」@高円寺。

実は学生時代4年間、新宿−三鷹間の定期を持っていたので、高円寺はいつでも乗り放題降り放題の筈だった…が、学生時代には全くもって縁の無い場所だった。なので、一度も降りたことが無い。

先日の同窓会で、高円寺阿波踊りのグループに入っている同窓生に、お勧めの飲食どころを聞いてみたら、「駅前に焼鳥大将があるよ!ビールケース置いて椅子になってるよ!陽が高いうちから呑める店だよ!」と教えてくれた。

果たして高円寺に着くと、その通りだった。

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どうせこの後風呂屋に行くのだから、と、せっかくなので煙をたっぷり浴びながら焼鳥を齧る。

と、視線の先には…

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ハハハ、日本のお役所は堅苦しいのぅ。

 

腹八分目になったところで、駅の反対側の純情商店街に向かう。

名前だけは知っていたけれど、実際に通るのは初めてだ。

ただ、最近実感するのは、「いい銭湯にはいい商店街が付いている」(逆なのかな?)

商店街が活気があるところをひょいと裏路地に入ったところに、いい雰囲気の銭湯があることが多い。これは大阪神戸でも当てはまる。

駅から5分もかからず、案内看板を発見。

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そして歴史ある外観がお出迎え。

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ここの銭湯が気になっていたのは、私が温冷交代浴に目覚めるキッカケになった本、「銭湯図解」に紹介されていたこと、何より、その「銭湯図解」著者の塩谷さんがここにお勤めだということだ。

本人が「これですこぶる体調が良くなった」というのだから、ここのお湯はさぞかし素晴らしいに違いない。期待は高まる一方。

銭湯図解

銭湯図解

 

外観はゆうに50年を越える風格の建物だが、中は綺麗にメンテナンスされている。

そして何より驚いたのは、他の2軒よりも更に客層が幅広いこと。

下は中学生から、上はもちろんシニア世代まで、「まんべんなく来ている」のがここの特徴かもしれない。

ちなみに訪問したのは21:30過ぎだったが、カランが全て塞がるかどうかの勢いだった。

それでも常連ぽいお姉さんに伺ったところ、「今日は空いている方です」と…

雨降っているのと、連休で遂に出かけた人もいるからだろう、前の日だったら洗い場待ち状態にもなっていたらしい。

ただ、そこからピークタイムは過ぎて、お湯に浸かるのも苦なく回ることができた。

熱湯(44℃)、普通のお湯(42℃ちょい)、ミルク風呂(41℃くらい)、水風呂(20℃弱?)とバラエティに富んだ浴槽が個人的に好み。

また、強力ジェットバスもある。

ミルク風呂が最高に気持ち良かった。聞けば、独自の入浴剤らしいのだが、全国でも小杉湯にしか卸していないのだとか。

熱湯は東京標準。この日は夏みかん風呂だった。私には熱いので、ちょっと足突っ込んではミルク風呂や水風呂に避難する感じ。

壁には「銭湯図解」のイラストがラミネートされて貼られている。身体の火照りを冷ましながら見るのが楽しい。明日はどこへ行こうかと考えていた。

更に小杉湯が凄いのは、460円の普通の街中銭湯なのに、ホスピタリティがハンパないこと。

高品質のシャンプー石鹸備え付けだし、ミノンまでお試しできる!

フェイスタオルの無料貸し出し、バスタオルのレンタル(こちらは有料)なので、本当にふらっと手ぶらで訪問できる、心強い銭湯なのだ。

確か女湯には化粧水とかも置いてあった気がする。

まさに、痒い所に手が届く感じなのだ。

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ロビーには漫画がいっぱい。訪問歴有りの有名人のサインも並んでいた。

いうならば「平成の銭湯」。

家の近くにあったら絶対毎日通いたいタイプの風呂屋

 

今日は、「昭和」「平成」そして「次世代」の3つの世代の銭湯をハシゴした。

バック・トゥ・ザ・風呂チャー。

嗚呼、ホテルを高円寺にしておいてよかった。

部屋まで数十歩、すぐに爆睡。

 

小杉湯

〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目32−2

営業時間:15:30−1:45

定休日:木曜日

サウナ:無し

水風呂:有り

ドライヤー:有り(使わなかったので料金は不明)

【参考になるサイト】

今、銭湯の隣のアパートがすごい? 小杉湯の隣「湯パート」密着取材!【杉並区 / 高円寺駅】 - 東京銭湯 - TOKYO SENTO -