自分の中では、家から遠くとも、「ホーム」の銭湯はおとめ塚だと思っている。
居心地のよさが自分の中では断トツ一位なのがおとめ塚なのだ。
お客さん同士の距離感とか、実際のフロアのスペースとか、全てが自分にとって「いい塩梅」なのだ。
そのおとめ塚温泉で、露天風呂で別のお客さんがよく森温泉のことを喋っていた。
おとめ塚は灘区、森温泉は隣の東灘区。隣通しで近くは無いが遠くもない。車で動く人ならばどちらもテリトリーになる位置だ。
割と評判がいいので、気にはなっていたのだが、森温泉はJR神戸線が最寄り駅。我が家からはちょっと行きにくいな、と思いつつ、「自転車ならば!」と無理無茶無謀ながら初訪問。
国道2号線をひたすら西に進むこと約20分で到着。
こざっぱりとした玄関。いわゆる昔ながらの銭湯とは佇まいが違う。
中に入ると券売機があるので、そこで入湯券を買ってフロントに差し出す。
サウナ付きだと550円、タオルを渡される。
脱衣所が意外に狭かったので、ピークタイムは大変だろうな、と思いつつ着替え。
ランステや山登りついでに立ち寄られるお客さんが多いようで、下段には若干大きめのロッカーも設置(ただ、山リュックだとそこでも入るかな?)。
お風呂場も、想像していたよりは小さめだったけれど、扉をからっと開けると目の前に内湯。ジェットバスや電気風呂も装備。
その裏側を使って、デジタル数字の「9」を書くようにカランが設置されている。とにかく繁盛していて混雑しているので、カラン前に荷物の置きっぱなしはご法度。カランを立ち去る時には必ず洗面用具は棚に置いて、次の人に場所を譲るべし。
そして、小さいながらも露天ゾーンがあり、露天風呂と休憩用ベンチ、ととのいイスが2脚。これ、サウナーにはありがたい配慮。露天風呂は人工温泉だそうで、弱アルカリ性美人の湯、と書いてあった…。40℃無いぬるめの設定なので、子どもも喜んで入れる温度。この日は子どもさんたくさんで大賑わいの露天風呂だった。
露天の小山にはキューピーちゃん、アヒルちゃんの人形もあるので、それで遊ぶ子どもも。(あ、私も思わずアヒルを手に取り…)
サウナは大人気なようで、2段とヒーター前に対面で座るところがもう少しある。詰め詰めに入れば8人くらいは入れるだろうけれど、恐らく実際のところは5人くらい入ると窮屈感が出る。
サウナのすぐ隣が水風呂で、17℃くらいの冷たい水は気持ちがいい。ただ、水風呂の入口が狭く、かつ、皆さん丁寧にかけ水をされるので、「入りたいけど入れない」ジレンマが発生する…そればっかりはなんとか改善できないかしら、ね。。。
確かに、地元の人ならばヘビーユースしたくなるアットホーム感満載な森温泉。
願わくば、もうちょっと、もうちょっとだけ、空いていれば、ゆったりと入れるのだけれど、まあ、繁盛してなんぼだから、今後もたくさんのお客さんが訪問してくれることを願う。
湯あそび広場 森温泉
神戸市東灘区森南町1丁目15-4
営業時間 14:00~24:30 日曜は朝風呂7:00~10:30も営業
定休日 第1・第3・第5火曜日
サウナ 有り(別料金)
水風呂 有り
シャンプー石鹸 備付無し
店舗HP http://morionsen.life.coocan.jp/index.html