サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張:高丸湯(神戸市垂水区)

神戸街中銭湯巡り、「オフンロ2」が始まって久しい。

既に行ったことがあるので、スタンプを後回しにしている銭湯もいくつかあるし、これを機に行ってみたいところもある。

「初訪問」を狙っている中で、営業時間が極短い「攻めにくい」銭湯の代表格がここ、高丸温泉だろう。

垂水区には2軒しか銭湯がない。そのうちの1軒だ。(話はそれるが、須磨区、西区、北区にはいわゆる公衆浴場、街中銭湯が無い。須磨は昔はあったけれど廃業してしまったのかもしれない。西区はニュータウンだから銭湯の必要性が無かったのだろう。家を建てる時に既に風呂付の家が標準だったんだろうな。北区は有馬温泉があるから銭湯が太刀打ちできなかった…のだろうか。勝手な推測だが。)

で、高丸温泉。

定休日が週2回(月・水)だし、なんといっても営業時間が短い。短すぎる。

16:00開店の19:00完全閉店だそうだ。

ちらりと小耳にはさんだ話だと、女将さんがワンオペで頑張っている、らしい、ので、人手が回らない=掃除だメンテだ他の用事だと考えると営業時間短縮せざるを得ない、ということなのだろうか。

いろいろ考えつつ、山陽電車の「滝の茶屋」で降りる。

山のほうに上っていくこと10分弱。意外に開けたところに高丸温泉はある。近くにトラディショナルな社宅がぽつぽつあるので、住人はそれなりにいるのだろう。銭湯に来てくれるのかどうかは分からないが。

 

f:id:lebentur105:20191124233043j:image

 外観はこんな感じ。

この暖簾をぺろっとめくると、そこから先は昭和の世界。番台があって、あとは他の銭湯と同様だ。

女湯はピンク色の壁タイル、更に奥にはモザイクの壁絵(山並みが描かれていたが富士山ではない)。ジェットバスに電気風呂、周辺が浅くて深くも入れるお風呂、と昔ながらのラインナップ。深風呂は熱いのかと思いきや、案外いいお湯だった。むしろジェットのところが熱めかもしれない。

入口すぐのところに水風呂と思われる水槽があったけれど、今はそこは水は無くて、サウナマットのようなものが無造作に置かれていた。

どうやらサウナもあったらしい…脱衣所、トイレの横に「それっぽい」入口が。ただ、透けて見える中は完全に「物置」化していた。

実は、女湯は地元の常連さんというよりは、私のような「ニュウヨーカー」「オフンロ巡り中」の方だったのではないだろうか。ただ、皆さん銭湯行き慣れてる雰囲気をかなり醸していたので面白かった。

男湯のほうも、銭湯マニアだか、お風呂好きの方(しかも、外国人の方?)が訪問されていたようで、女将さんがオフンロツアーの説明を一生懸命されていた。

せっかくなので長生きしてほしいお風呂屋さんだ。

 

高丸温泉(高丸湯)

神戸市垂水区泉が丘4丁目4−36

営業時間 16:00-19:00完全閉店

定休日 月・水

アクセス 山陽電鉄「滝の茶屋」駅から山側に徒歩約10分弱

サウナ 無し(昔はやってたみたい)

水風呂 無し(昔はあったみたい)

シャンプー石鹸 備え付け無し

備考 中央区の入浴回数券は使用不可だった(2019.11)