この日最後…というより、今年最後に巡る銭湯は、長田区の「菊水温泉」さん。
この日1日回った銭湯はどこも個性的だった。固定客のハートをがっちりと掴んでいる、「存続すること」を真剣に考えているクラスタであることは想像に難くない。（あ、鶴乃湯さんはこれまた方向性が違うかもしれないが…）
この菊水温泉さんは、阪神大震災の被災後、銭湯を再建させて現在に至る。お祖父さんの代から始めた銭湯が震災で壊れ、その後地元の再開発の計画上場所をどうするか、で予定が右往左往したこともあったとか。
でも、地元の人にも支えられ、現店主の「絶対に再建する」という強い思いで2008年リオープン。駒ヶ林はまさに銭湯激戦トライアングルなのだが、ご近所の銭湯とどこも被らない個性で連日多くのお客さんを迎えている。
広いロビー、洗い場も広くて使いやすい。カランをたくさん作るために櫛型にカランを設置。また、奥には広い露天スペースを確保して露天風呂（薬湯にもなる）や休憩イスもセッティング。
サウナもよさそうだなー。こんな素晴らしい銭湯があれば毎日通うよなー。
そう、毎日通うよな、と思ってしまう銭湯こそが一番なのだ。
菊水温泉
神戸市長田区久保町６丁目１−１５
営業時間 14:00-24:00
定休日 水曜日
JR・地下鉄「新長田」駅からも歩いて10分くらい
サウナ 有り（150円）
水風呂 有り
シャンプー石鹸 備え付け無し
備考 ゴールデンタイムは満員になることも！
