サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張:福徳温泉(大阪市生野区)

サウナが好きな人たち、「サウナー」さんの愛読サイトといえば、「サウナイキタイ」だろう。

日本全国津々浦々のサウナ情報が網羅されている。

設備、アメニティから定休日、所在地まで、訪問するために必要な情報はほぼ網羅されていると言っていい。

そんな「サウナイキタイ」サイトで目下高「イキタイ」値を叩き出している銭湯サウナが3軒。

1軒は心斎橋の「清水湯」、そして2軒目は千林大宮にある「神徳温泉」そして3軒目が南巽にある「福徳温泉」だ。

この福徳温泉さんは、この間のMeets別冊の「日帰り温泉」特集でも取り上げられていたので、気になっていた。なんでも銭湯サウナのくせに(笑)オートローリュ機能が付いたサウナ室とか…そんなの聞いたら行かないわけにはいかない。

こういう大阪市内、特に地下鉄で遠出する時には土日祝日が便利だ。「ノーマイカーチケット」600円で、大阪メトロ1日乗り放題になる。私の場合は梅田が起点になるので、200円以上の区間を3回以上乗れば元が取れる。

で、この福徳温泉さん、地下鉄千日前線で終点「南巽」が最寄駅。私は「なんば」で千日前線に乗り換えた。完全なアウェイである。

駅からは改札を出たら右に出て、地上の出口をまた右へ。道は分かりやすいので迷わない。

倉式珈琲店」の角を右に曲がると、「おふろ」の電飾看板が見える筈だ。

f:id:lebentur105:20200127172253j:image

なんとなく、店の正面の雰囲気は神徳温泉にも似ている気がする。

下駄箱に靴を突っ込み、フロントで「サウナ付きで〜」と申し出ると、サウナルームで使う黄色いタオルを渡される。ちなみにここは下駄箱の鍵を預けなくてもいいみたいだ。

女湯はフロントの左側。

ここは右側に浴槽が並び、左側がカラン、左の奥にスチームサウナ、右奥が露天スペース、更に奥に2階に上がる階段があって、2階の右側はドライサウナ、左側が水風呂という設計。

お風呂の面積の割にカランが少なめなので、ゴールデンタイムに行く時には要注意かもしれない。あと、桶はケロリンなのだが、桶も少なめなので、そこも注意。

なんとかカランの場所取りに成功したら、サウナの前に身体を洗う。シャワーやカランの水は超軟水仕様だそうで、肌当たりが優しくてよい(むしろぬるぬるする、と感じるくらい)。

身体を洗い終わったら洗面用具を台に移し、いそいそとサウナへ。なんと、この日は満員だった。女性で満員のサウナなんて、白山湯以来だ。ひとりのシニアマダムなど、座る場所が無いので洗い場の腰掛けイスを持ち込んでいる。(熱いのが苦手で上段に上がりたくない、という事情もあったようだが)

上段に空きが出来たので、そこにお邪魔させていただく。本当にオートロウリュは機能するのだろうか、とストーブを凝視していたら、確かに水がジュッと出てくる瞬間が。基本的に銭湯サウナの割にはオートロウリュも有るし、基本設定として湿度が高めになっているようだ。温度は90℃くらいだけれど、湿度が高めでロウリュも有るので、5分も入れば汗が吹き出る。

サウナを出て向かい側に水風呂があり、体感では17℃くらい。1分入れば充分くらい良く冷えている。転げ落ちないようにゆっくり階段を降りたら1階の露天スペースで休憩、外気浴ができる。ちゃんとベンチも置いてあるので痒いところに手が届く。

ここの特筆すべき設備は、露天スペースに作られている「ホットベンチ」だ。肩の辺りからお湯が流れ落ちるので、背中面、あと足元はお湯で温かい。いつまでもここに座ってぼーっとしていたくなるが、目線の先に、「ホットベンチは20分以内でお願いします」と貼り紙が…あ、やっぱり人気なのね。でも、この日はホットベンチ、取り合いという気配は無かった。

露天風呂はヒマラヤ岩塩の湯になっている。ほんの僅かに硫黄の匂いがするが、ぬるめで外気浴の後のウォームアップにも最適。

この福徳温泉はスチームサウナも備えていて、スチームサウナは追加料金無しで入れる。結構強力で、体感温度は50℃超えだ。

サウナーのみならずニュウヨーカーも設備充実で楽しい街中銭湯。大阪市内で1、2を争う良サウナ、良銭湯ではなかろうか。ちょっと遠いけれど、リピート確実だな。

 

福徳温泉

大阪市生野区 巽南2丁目8-2

営業時間 15:00−23:00

定休日 月曜日

サウナ 有り(追加料金100円) ※スチームサウナは追加料金不要

水風呂 有り ※階段上がって2階にある。横に水鉢有り。たまに常連さんのドリンクが浮いている

シャンプー石鹸 備え付け無し

備考

ロビーで駄菓子販売中