今年の目標に、「月に1冊は名作を読む」というのを挙げた。
で、言ってしまったからには実行せねば、と、1月からドストエフスキーのの「罪と罰」を読んでいる。文庫本でもかなり分厚い全3巻。
毎日そればかり読んでいるわけではないけれど、それでも2月も終わって3月上旬、そんな状況でもまだ1巻の半ばだ。
もともと文学作品を読み慣れていない上に、ロシアものは縁遠く、1月中は「なんでこんな本を選んでしまったのか」「なんでこんな目標を立ててしまったのか」と半ば自分を呪っていた(苦笑)。
しかし。1巻の、半分ちょい手前から、急展開を迎える。
突然、場面が色鮮やかになってきて、「動的」になってきた。つまり、俄然、面白くなってきたのだ。今までの描写は、展開は、いったい何だったのだ、というくらいに。
つまり。まあ、途中で投げ出してもいいけれど、「実は」そのあとがあるんですよ…ということに気づかされたのが今回の「罪と罰」。
まだ1巻の半分ちょっとしか読んでいないけれど、既に名前だけ、の人も含めて登場人物が多すぎる。しおりを失くすと「それって誰」の世界になるから要注意。
さてさて、ラスコーリニコフ(そもそも主人公のこの名前を覚えるのさえ大変だ)の「あれ」は、まだばれてないんですかね…どうなるんですかね…