昨日だったか、東京都の条例で定めている、銭湯での混浴上限年齢が引き下げになるという報道があった。
今は9歳だけど、6歳になると。平たく考えると、「小学生になったら混浴はダメ」ということだろう。
ニュウヨーカーとして見逃せないネタだったので、友人知人にSNSで振ってみたら、やはり「シングルマザー/ファザーだと一人で風呂場に行かせるのが心配」「小学校低学年はまだ幼いから…」というコメントがあった。分からなくも無い。
ただ、年齢制限はどっちにも等しく降りかかるのだが、街場の一般公衆浴場(いわゆる普通の銭湯)と、スーパー銭湯を、シチュエーション的に分けて考えなければいけないかもしれない。
街中銭湯ならば、行き先はほぼ生活圏内だろう。歩きか自転車でアクセス。よく通えば、顔見知りもそれなりにできる。番台やフロントのおやっさん、女将さんが馴染み客に「面倒見たって〜」というのは大いにアリだ。
スーパー銭湯だと、車でレジャー的に行ったりするから、必ずしも行きつけとは限らない。フロアが広過ぎて、迷ったりするかもしれない。子どもにとっては深い浴槽で溺れたり、ジェットで吹っ飛ばされるかもしれない。安全面ではいろいろと心配なこともある。
ただ。記事にもあったけれど、子ども当事者としても、小学生になったら異性の側の風呂に行くのは恥ずかしいと思うようになるのだろう。風呂場で異性のクラスメートに遭遇したらこっぱずかしいのではなかろうか。
記事の中で在住外国人の方から困惑の声が~というくだりや、海外ではそもそも親子の入浴がマナー違反、という記載、そこは個人的にはちょっと違和感を感じるが、「ニッポンの文化」以外の方から見たらそう感じるのだ、ということは知っておいて損はない。