サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記805日目(宍粟から帰還)

キャンプ場での夜が更け、朝になった。

雨の日でも、朝になれば明るくなる。6時過ぎに、トイレに起きたら、既に朝モードだったので、そのまま少しだけ散歩。既に早い方は朝食モードに入っていた。その時点では雨はほぼ止んでいた。ただ、手元のスマホでチェックすると、これから再び雨になるらしい。雨の中の撤収は覚悟していたが、ギアも自分もずぶ濡れにはなりたくない。朝食後、早々に引き上げることにした。

朝食は前回同様、バーナーを使ってソーセージと目玉焼き。前回のソロキャン時には、それでニトスキが割れているので、若干怖気づく…が、スキレットは炙ってナンボや、と相棒に活を入れられる。そりゃ、そうだわな。持参した食材をほぼ使い切り、コーヒーを忘れたので自販機の缶コーヒーをポットで温めてカフェオレを飲む。

事前にネットやYouTubeで「予習」していたので、撤退もスムーズにできた。まず小物(椅子やテーブル)を片付ける。足を雑巾で拭き拭きした後、畳んで袋に入れる。タープのおかげで椅子やテーブルは雨濡れの影響はほぼ皆無。

続いてテントをたたむ。こちらもタープの下に設営したおかげで、まんま濡れはしなかったが、結露と、テントの端から漏れた水が少しはかぶっているので、それを軽く拭いてから、ざっくり畳んで大きなビニール袋にイン。どうせ家で再度乾燥+おたたみするので、今は時間重視。ポールも畳んで、水滴は拭き取って専用袋に収納。ポールの畳み方もだいぶ慣れた。「常に半分に折りたたんでいく」のを念頭におけば、中のショックコードを必要以上に引っ張ったりダメージを加えることなく収納できる。

そして、最後にタープを片付けることになる。各所のペグを引っこ抜き、タープを地面に落とさないようにうまいこと小さく畳んでいく。幸い、雨が思ったより小降りだったこと、相棒も積極的に撤収作業に加わってくれたので、効率的最速で進められた。タープは当然、雨に当たっているので濡れているから、畳む前に水を振り落としたが、それでも完全に水を落とし切れてはいない。諦めたところで、ビニール袋に押し込む。

最後にポールを分解し、軽く拭いて、袋に収めて撤収完了。

8:45には、キャンプ場を後にした。

帰りは、中国道の「山崎」インターまで、一般道を走っていった。のんびりした田舎道で、川の流れがきれいな地域だ。夏にもう一度訪れたいなあ、と思わせてくれる、深い山と川のコントラストが美しい。

道中、ちょっとした町中を抜けたのだが、こりゃ明らかに昔の宿場町だろう、という雰囲気だった。また、小学校に朝も早くから、大人(かなりの年齢の人)がいたので、何だろうかと思ったら、そうか、コロナの予防接種だろうか。バスをチャーターして、それぞれの集落から出向いてきているのではなかろうか。選挙とかではなさそうだし、等間隔の椅子に座って待っているひともいたから、きっとそうではなかろうか。

 

さて、高速に乗ってしまえば景色はあまり変わり映えはしなくなる。渋滞も無かったので、素直に帰宅すれば12時には家に着いていただろう。しかし、骨休めに風呂に入りたかったので、池田出口まで向かい、湯櫻に寄ってから帰宅。

 

帰って、大急ぎで濡れたギアの乾燥、メンテをして、1時間強で道具を片付ける。我ながら凄まじい行動力だ(自画自賛)。

ひといき付いたところで、さっきまでステイしていた千種高原について調べてみる。

今は宍粟市に位置することになっているが、元は「宍粟郡千種町」であった。そもそも宍粟市は、2005年にそれまで宍粟郡だった山崎町・一宮町波賀町・千種町の4町が合併して宍粟市になったんだとか。そうか、宍粟という地域名はそれなりに馴染んでいたけれど、そんな市あったっけ、はそこに起因していたのか。

で、合併したところあるあるで、やたら市域が広いのだ。県内で一番広いのは豊岡らしいが、その次にでっかいのがこの宍粟市らしい。更にいうならば、千種高原があるのは千種町の中でも再北西、岡山・鳥取・兵庫の3県県境にほど近い(ウソではなく)。

つまり、県の東から西への大移動。ほとんど鳥取と最初から知っていれば行かなかったかもしれないが、無知は時々人を勇敢にさせる。そして、そういうときに生まれる素敵な出逢いが面白い。

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