サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記1036日目(太巻寿司を作る)

関西発祥のカルチャーで「節分の日に恵方巻を食べる」というのがある。海苔屋だか寿司屋が売上アップの為に仕組んだイベント、らしいけれど、理由はともあれ、コンビニのお陰でこの1日限りの食文化はすっかり全国区のメジャーなものになった。

2、3年前だろうか、大量の食品ロスがSNSで告発されてから、予約制に舵を切ったのかコンビニもスーパーもややおとなしくなった感がある。

それでも、節分×恵方巻は継続しているので、1月、お正月モードが一段落すると、スーパーコンビニではバレンタイン商戦と並行して「恵方巻予約してー」キャンペーンだ。

職場の同僚たちは、「予約しておかないと、恵方巻難民になるかなぁ…」なんて言っている、が、よくよく考えてみれば、節分、2月3日って、私は出張の最中ではないか。出張先で「予約しておいた恵方巻を受け取る」なんてできないし、第一、ひとり淋しく恵方巻を頬張る、なんていうイメージすら浮かばない。今年は「難民」にすらならず、そもそも2月3日に恵方巻を食べるチャンス自体が無くなっている…

それでも、太巻寿司自体が好きなので、ならば、いっそ、自分で作ってしまえ、早めに食べてしまえ、ということになった。本当は、2月に入ってからやろうと思っていたが、「平日作る気力が無いかもよ」という相棒のひとことに押され、本日決行。

夕方、近くのスーパーに行って材料を揃える。大判の海苔はすぐ買えた。あとは、中に入れる具材。マグロはお刺身用のブロックを買うことにした。キュウリ、イクラ、あとは小さく刻まれたアナゴが売られていたので、それも買ってみる。意外に入手が不便だったのはかんぴょうだ。そういえば前、ケンミンショーで関西ではかんぴょう巻あんまり食べないってやってたからなぁ…

とにもかくにも材料を揃え、昆布を突っ込んで炊飯し、寿司酢を調合してごはんにかけ、パタパタとうちわで扇いで冷ましていく。いよいよ巻きの作業に入るが、ここでのキモは「ごはんを載せ過ぎない」こと。薄くしたつもりでも、それでもかなりごはんが多めになってしまう。お店で売っている太巻きは、逆にどんな手を使って薄くご飯を置いてるんだ、と訊いてみたくなるくらいだ。巻きすが家にあったのにも驚きだが、あったことを分かっていたからこそ、自ら作ってやろう、と思い立った部分もある。

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そして、完成。丸かぶりしたいわけではないので、フツーに一口サイズにカット。

ご飯を3合炊いて、全部巻いてしまったので、とんでもない量になった。当然、今晩の夕食だけで完食するのは全く無理だった。

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