三連休の中日。昨日は自宅でゴロゴロのんびりして終わってしまった。それも大事なのだが、少しは「やった」感を出したい。となると、お出かけしたい。
京都に有名な縁切り神社があるらしいので、そこに行ってみることにした。
何の縁を切るのか…それは、件の職場である。今の職場ではなく、前回の不毛な経験をした場所、そして今回まだほとぼりが覚めていないこのタイミングで再び行かされる地との縁は、御免被りたい。
京都に行くのはそれだけでは勿体無い。当然、銭湯もついてくる。銭湯だったら、朝のんびりしても問題ない(が、開店時間が遅いと、その分回る時間も遅くなる)。
週末の京都銭湯旅は、白山湯から始めるのがいい。阪急電車で京都に向かい、烏丸で地下鉄に乗り換える。ここで一日乗車券を買っておけば、後のアクセスが至極便利になる。バスも乗り放題になる一日乗車券、以前は1000円だったけれど、昨年10月に値上げして1,100円になったようだ。まあ、5回以上乗れば元が取れるしな…
白山湯は高辻店と六条店があるけれど、私は六条店の方が好きだ。水風呂の水がより気持ちがいいのが六条の方なのだ。男湯は露天スペースがないので申し訳ないが、女湯に関して言えば、六条店の方が全て良い。それに、六条店は目の前に「招福亭」という蕎麦屋さんがあって、サ飯にもすぐありつける。
ここの茶蕎麦がとても美味しいので、白山湯に来たついでにはぜひ寄ってほしい。
さて、お腹も満たされたところで今日の目的地、安井金比羅宮に向かう。
五条通を走っているバスに乗って東方向に移動。
しかし、ただでさえ混雑する京都の五条通(=国道1号線)、加えて今日は連休+お彼岸という設定がまずかったのか、何車線もある道路も車で埋まり、なんともカオティックな様相。
予定の停留所2つ前で降りて歩くことにした。絶対にその方が早そうだ。
そして、目的の場所に到着。「悪縁を断ち切り良縁を結ぶ」と…
お札になんやら書き込み、それを碑にペタペタと貼り込む。普段は神頼みとかしない私だが、今回ばかりは別だ。それくらい真剣にこの悪縁を断ち切りたいのだ。
穴にもぐりたい人が多いので(ま、それをやることでご利益が、と書いてあるので、ただ帰る人は少数派なの)、列に並ぶこと1時間(‼︎)。なんとか順番を得て、穴の中を行きつ戻りつ。
並んでいる間にかけてあった絵馬を見るとなしに眺めていたが、いやあ世の中のこんなにたくさんの人が「縁切り」を願っているとは…
いろんな「縁切り」があるが、ガンや難病をはじめとする「病気」について書いている人がけっこう多い。それは分かる。
しかし、それと同様に、不倫や浮気と思われる「●●と▲▲の縁が切れますように」とか、それも実名で書いてあると、なんだかただならぬものを感じてしまう。絵馬掛けから、凄い怨念のエネルギーを感じるのだ(怖っ)。
あるいは、「パワハラ上司」や「ブラック企業」からの縁切りを願う絵馬も少なからずあった。うんうん、それは正しい祈願だ。心身の健康を損ねてまで働くことはない。ぜひ、この人たちの「悪縁」が断ち切れて、良い縁につながりますように。
この悪縁切りは、同感。
参拝が終わってなんだか少しスッキリした。これからもできれば月一ペースで、縁が切れるまでお参りすることにしよう。
その後、小雨がパラついて寒くなってきたので、お気に入りの喫茶店で小休止、更に地下鉄で宝ヶ池に移動。宝ヶ池には、アウトドア用品店、Wildー1の路面店があるのだ。ショウルーム気分で覗きに行く。
最後にお気に入りの「むらさき湯」に寄って風呂から上がると9時になっていた。