サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 51日目 サンギョー医に会う

1ヶ月以上の間隔があったが、恒例のサンギョー医面談の日。

朝いちばんで、サンギョー医の常駐する建物に向かう。今は、普段の職場がこのサンギョー医のいるオフィスではないので、前日晩から「明日の朝はいつもと違うところに行く」と意識して就寝しなければならない。

さて、朝一にサンギョー医・アウトドア先生にお会いする。最初に会った時から変わらず、ノーネクタイを貫いていらっしゃる。勝手な想像だが、ネクタイをしていると精神科だと暴れる患者に首を絞められて命の危険があるとか、あるいはエリート然としていて偉そう、威圧的に見えるから、とかいろんな背景があるのだろう。理由を聞いてみたことはないが、いつか、聞けそうになったら尋ねてみるかもしれない。

そんなことをうっすら考えていたら、いつものように「…(調子は)いかがですか」と問いかけられた。

うーん。悪くもなく、良くもなく、というのが正直なところだ。困っていることを即挙げるほど行き詰っているわけではないから、「悪くは」ない。けれど、絶好調で頭も身体もキレキレ、冴えさえ、というレベルでもない。

年末に、風邪を引いてずっと寝込んでいたのは、新しい環境に適応しようと気を張っていて、自分の中でやっぱり多少の無理があったのか。そして養生モードのまま新年を迎えて、それなりにおとなしくしていたけれど、年を開けてもまだしんどい日はあって、成人の日の三連休も虚しくその週末は休んだ。

 あくまでもアウトドア先生はサンギョー医なので、職場の中が無問題であればそれでお仕事的にはおしまいなのかも知れない。確かにそうだ。そして、私が休職する原因も、(自分のパーソナリティーとか思考の傾向とか、そういう個人の特性に起因するところがあるにせよ)職場で起こったことだ。今の職場においても「仕事がわからない、できない」「周りの人にいじめられている、人間関係が悪い」「上司が威圧的、ハラスメントがある」とか、そういうことが無いのならば、あと言えることできることは「このまま(問題起こさずに)みんなで仲良くやってね」ということくらいだろう。いや、大人の世界なんだから、本当にその通りだ。

 ただ、私にとっては、こうやって定期的にサンギョー医と会える機会があるというのは「あってほしくはないが、『なんかあったら』」の保険になっているのは確かだ。そして、所属している職場からしてみれば、「なんかあったらサンギョー医にあれこれ言われるのかなあ」という抑止力?!になっている、のかもしれない。そんなあることないことをぼーっと考えていたら、15分が経過。また来月末にここに来る約束をして、面接室を後にした。