サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 56日目 プールでウォーキング、そして考え事

 最強の寒波は電車の遅延などいろいろと引き起こしている。私の自宅や職場の周りは積もる気配は全くないが、電車だと始発や終点のあたりが雪の影響を受けるところもある。

 そもそも関西ド真ん中のJRはやたら長距離走っていて、大抵始発や終点は山の中だ。電車だけでなく、ライフラインにもどんな影響が出るかわからないし、いろんな意味で危ないので、終業時刻になったら即職場を退散。

 しかし、歩きで出かけるならいっか、と、近所のコナミに向かう。歩いて10分だ。久しぶりにプールで歩き回ることにした。ジムエリアに行って、マシンをガチャガチャやって、その後ランニングマシンでウォーキングすれば、ウォーキングの間30分はアマプラ鑑賞ができる、が、たまには気分を変えようかと…実はプールだけのほうが荷物も少なくなって身軽だ。(ジムエリアに行くとなると、靴が結構かさばる)

 今日は50分、ひたすら25mプールを行ったり来たり歩いた。行きつけのコナミのプールは「ウォーキング専用レーン」があるので、そこをひたすら歩く。歩くだけ、だけれど、結構な運動だ。普通に歩くのではなく、大股、手で水を掻く、横向き歩きなど、バリエーションも幅広い。歩き方を変えれば、負荷のかかり方も変わってくる。

 天気のせいもあるのか、それとも時間帯の関係か、ウォーキング専用レーンはほぼほぼ貸し切り状態で、他の人のペースとか一切気にすることなくひたすら歩き続けることができた。ありがたい。

 

 ただ歩くのも結構大変なので、歩きながら「考えること」を決めた。テーマは「今の仕事をやめたらどうするか」にした。やめたら、というのは、他にやるべきこと、やりたいことが見つかったからそっちにいきます、ではなくて、外圧的に「やめさせられる」ような状況になったら、という意味だ。広義では定年退職も含むかもしれない。

 積極的に「定年まで今の職場で働きたい」と思うわけではない。とても複雑な感情がある。職種としては、気に入っている。望んでいたものでもある。だけど、所属している組織に対しては不満というか不信感がある。自身の2回の休職(特に2回目)の体験を通してもそうだし、同じ職場で休職に陥った人や、知っているケースにおいてその周囲の状況を考えると、自分の中では「いったい、この組織はどこを見ているんだろう、どこに向かっているんだろう」と思うことがある。

 わが職場だけではないと思うけれど、職場の備品の機械(PCとかコピー機とかそれ以外の専門機器にしても)を「壊すように使う」人はいないと思う。ランニングコストや買い替えを考えて、適正な使用を心掛けるはずだ。

 だけど、こと「人間」については、「壊すように使う」職場が無いとはいえない。自分が感じることはそこなのだ。

 長時間労働自慢、能力のない人に根性論でそれをやれと強いる(例えば対人恐怖、あるいはそこまでいかなくても社交的でないと自覚している人に、飛び込み営業●件、などのノルマを課するとか)、そして上からそれを求められていなくても、現場にいる労働者同士が自虐自慢をする、というのは、難しい言葉でいうならば「人権侵害」、平たく言っても「人をなんだと思ってるんだ!」なんだけれど、とかく日本社会はこればかりだ。

 

<備忘録>

今度はモロッコが出てくる。

どうしてこんなに元居た組織に疎まれなきゃいけないのか、かわいそうになってくるレベルのジェイソン・ボーン