サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 102日目 自分の人生を生きろ

 何年かぶりか分からないくらい久しぶりに実家を訪れる。相変わらず、実家で家族揃っての会話はどこまでも表層的に終始した。
 本題は、自宅を出た後、帰りがけに場所を移して父抜きで話した時にようやく語られた。もともと実家にいたころ、私と父親は全くソリが合わず、このままでは毎日罵り合いになる、下手すりゃ殺すか殺されるかになりかねない、と本能的に感じて、実家を出る算段を画策し、そして実行した。以来、極力関わらないようにしている。
 そして残った3人は、変なバランスゲームに耐えながらその後ずっと暮らしてきた。最初の数年は、恐らく母親と妹は「出て行った」私に対しての不満や恨みがあったに違いない。けれど、年を経て、今では私より父親の方が憎むべき対象になっているのは確かだった。
 あまり詳しいことは書けないし書きたくないが、私が不在の20余年、普通に活字にしたら「DV」や「モラハラ」にあたる典型例がわが家で繰り広げられてきたことに唖然とした。更に驚いたのは、そんなことをしておきながら、いざ身体の具合が悪くなったら(=今後)、母や妹に面倒を見てもらうのは当然、と思っているフシがあるところだった。
 母はともかく(どうあれ自分の選択した配偶者だ)、妹をこれ以上巻き込むことは私も許さない。自分は「逃げた」のだから、妹にも「逃げる」という選択肢が有っていい。それだけは二人に伝えた。人生100年ならば、ギリギリ残りの半分は自分のために生きることができる。これ以上、自分の人生を犠牲にしてほしくない。