サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

296 仲間発見

 昨日の晩の話。仕事を切り上げたのが18時くらい。そして職場の窓から外を見ると、明らかに「これから大雨が降ります」といわんばかりの真っ黒い雲が一面に漂っていた。待ったなしの雰囲気満載である。そんなに長い時間ではないけれど、土砂降りの中を歩いて帰りたくない。そして、もう一つ、自宅に戻るとどうしても集中できないので、勉強効率が上がらない。

 そんな二つの要素があったので、駅からすぐのところにあるMのマークのファストフード店に「勉強しに行く」ことにした。コーヒーか紅茶1杯で、1時間くらい粘ろう、と決めて、ホットの紅茶を注文した。

ちょっと前ならばためらうことなくポテトも頼んでしまっていただろう。しかしここ1ヶ月は「食べてもいいけど、食べたら『あすけん』に入力しないといけない、そして次以降の食事の食べられるカロリーが減る」のが分かっているので、ここはぐっと我慢。…というほどでもない。実は、そんなに我慢が辛いわけでもなく、今までが「たべることに関して無頓着だった」だけなようだ。

ちょっと話が脱線したが、ポテトは今やさほどの誘惑にもならず、ホットの紅茶を前に、応用情報の勉強開始。今の期間は朝晩ひたすら過去問をやって、時間感覚と問題形式に慣れていくこと、不足知識の穴埋め。1時間のつもりが結局2時間近くやっていたようだ。おかげで1回の試験分の問題を解くことができた。

それなりの時間も経ったし、雨雲も去ったようだから帰るか、と立ち上がったら、偶然隣の席にいたサラリーマン風の男性が目に入った。同世代かほんのちょっと上だろうか。なぜ気になったかというと、その人もコーヒーを傍らに勉強している風だったのだが、机の上に広げていた本が、私もやっている(応用情報ではない別の)試験の参考書に似ていたからだ。しかも、市販されているものではなくて、通信講座のテキストなので、同じ会社の通信教育をやっているのか…ひょっとしたら目指す資格も同じなのかな…と、妙に親近感を覚えてしまった。

これまでは、資格試験の勉強って一人でコツコツと良い意味で孤独に取り組むものだったけれど、近くにも目標を決めて頑張っている人がいるんだなあ、というのを実際に見ると励まされる。