サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

442 道具にはこだわった方がいい・2

 昨日、道具の話を書いたら少しアツくなってきてしまった。ノッてきた、というやつだろうか。なので、もう少し続きを書いておく。もう一つ、我々の生活に絶対に切り離せないのは「食事」だ。

ほとんどの人は最低「ご飯を炊く」とか「パンを焼く」くらいは家でするだろう(それが「自分でやる」か「パートナーがやってくれる」かはさておいて)。あるいは、ホテル暮らしに等しいくらい「家では何も作らない、食べない」という人でさえ、コーヒーくらいは飲むだろう。

一人暮らしの人、あるいは一人じゃないけれど自分で食事を作ってみて、「どうも美味しくないんだよな」「家では食べる気がしない」という場合、「材料を変えてみる」「道具を変えてみる」という手がある。昨日も書いたように、「すべて」をレベルアップ、ランクアップするとキリがない。なので、「●●だけは譲れない」というのを決めて、まずはそこから始めて、上手くいったら悦に浸る(このプロセスも大事だ)。そうすることで、「おうち時間」や「自炊」に少しの歓び楽しみが生まれる。

 

道具の話に戻ると、「鍋」と「包丁」はいいものを選ぶと、ちゃんと応えてくれる、という実感がある。最近は100均でも買えるであろう鍋や包丁だけど、例えばすぐ切れなくなる包丁や、底の厚さや熱伝導にムラがある鍋だとすぐ焦げ付いたりしてしまい、料理の出来具合もランクダウンするし、洗い物の時も大変だ。

安いものをいくつも買うよりも、「これさえ持っておけば」というものを一つ揃える。そして、料理のレパートリーもあれこれ手を出すよりも、「どうしても食べたい」「これが好きだ」というものをひとつ作ってみる。イマイチならば、原因を究明しつつ、「ベター」が「ベスト」になるまでトライアンドエラーを繰り返してみる。

 この話で一番シンプルなのは「米を炊く」ことで、いわゆるダッチオーブン的な鍋やよい土鍋があれば、ご飯は美味しく炊ける。仮に、「超魅惑のタマゴかけご飯」をするために、高級タマゴ(そんなんあるんか)を買ったとしても、1個500円にもならないだろう。安いものだ。

 そして素晴らしいのは、鍋だったら、米を炊く以外にも汎用性があって、ある時はビーフシチューを作ってもいいし、またある時はおでんを炊いてもいい。最近は、鍋の名前を付けたレシピブックなんかも売られているから、お気に入りの鍋を見つけたら、まずは米を炊いたり、大好きなメニューを自分で作ってみてはどうだろうか。最近のレシピは精度が高いから、まず事前に通読して(ここ重要)、そのあとレシピ通りに作れば、大概は上手くいくものだ。

 

例えば、この鍋。これさえあれば、大概のものはうまくいく。