サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

敗走の原因

とりあえず、医者に駆け込んで、「暫くは仕事を休んで」と医者からも言われたのだが。

そこまでそうなったのは何故なんだろう、という思いも巡る。

自分でも整理しきれないが、「仕事がしんどい」を噛み砕くと、「職場恐怖症」みたいになっていた。それが辛くて限界に来ていた。

極端な長時間労働や休日出勤があった訳ではない。(むしろ前の部署の方が超勤時間は遥かに長かった)

露骨なパワハラとかセクハラがあった訳でもない。

自分の業務量が見合わない程多大で捌き切れなかった、とかそういうのでもない。

うーん…。

こういうことなのかな、と自分で思うのは、「監視されている妄想」。

自分の仕事が行き詰まることが秋になってから増えた。

(春に異動になり、それでも夏までは月例ルーチンワークなどがそれなりにあったので、なんとか回っていたが、夏を過ぎたら「やったことないこと」が激増した)

もちろん、部署内の同僚などに聞いたらいいのだが、

・誰に聞いたらいいのかわからない→フリーズ

・見当違いの人に聞いてしまう→何言ってんの、ワイ知らんわな反応→フリーズ

・一応分かる人に聞く→なんで今頃そんなこと聞くの的な冷たい反応→フリーズ

 

業務マニュアルはあったが、実際に知りたいのはマニュアルに載っていないことだったり…。

そもそもマニュアルの存在だって「後で知った」のだ。

 

実際はどうだったか分からない。自分の思い込みかもしれないが、

「何やってんのあの人」「いつもトンチンカンなことしている」「全然仕事回ってないよ」と自分をジャッジする人が日毎に1人、2人、と増えていく気がした。

実際、10月半ばを過ぎてから、タイミングの悪い細かいミスが続き、上司から注意されることが増えた。これで、「ダメな人」レッテルがペタペタ毎日上塗りされていく負のスパイラルができあがった。

 

もちろん、部署の中では何も分からない「ダメな人」なりに努力はしていたが、もう最終局面では上司がちょっと椅子から動く「ガタッ」という音が、「ああまた怒られる」という条件反射に組み込まれ、脳を含めて硬直するようになってしまった。

隣りのデスクの人の書類を揃える音、ペンのノックの音、全てが暴力的に自分に襲いかかってくるように感じ、職場の机、そこにいること自体が堪らない恐怖に他ならなくなってしまった。

息が詰まる。

実際にはそんなことはないのに、いつも退勤時は酸欠のように苦しくなって文字通り逃げるように職場を去っていた。

そして、本当に暫く職場を去ることになってしまった。