平成最後の日。
「平成最後の〜」はやや聞き飽きた感もあったけれど、いざ今日が最後の日となると、30年ちょっとのことをふと思い出したり。
まあ、それはそれとして、超・大型連休ではあるが、今までは例年この時期は年末年始からのがっつり超過勤務した残業代を握りしめて海外に逃亡していた。
しかし今年はそんなことをする気力も無いし、正直リスクもあるので、何かあっても保険証持参すれば面倒見てくれる東京にでかけることにした。
まあ、「昼のセント酒」の現場を見たくなった、といえばいいのだろうか。
当初は2泊3日の予定だったが、街中の銭湯はだいたい14時とか15時開店。
そうすると、とてもハイペースで回らないといけない。
そういうわけで、1泊増やして平成最後の日をまたいで東京でひたすらふやけてみることにした。
とりあえず、初日は東京西部、三鷹や吉祥寺のお風呂やさんを攻め、最後は小杉湯に行く予定にしていたので、高円寺に宿を取ったのだが…
なんと、筆頭訪問予定にしていた久松湯の定休日を勘違いしていて、店の外で呆然とする。
しかし、転んでもタダでは起きない。
職場で噂になっていた「極秘ミッション」(笑)をこなし、そのまま北進。
期せずして、東京銭湯巡りは「稲荷湯」という由緒ある銭湯から始まった。
北区滝野川にある「テルマエロマエ」の舞台にもなった昔ながらのスタイルの銭湯である。
木桶が綺麗に積まれているのを見ると、タイムスリップ感が半端ない。
その次は、乗り継ぎの関係で新宿区西落合にある「栄湯」へ。
ここは相棒の推しの銭湯である。
昭和感は全く無い、むしろ次世代的なお風呂屋さん。
ラベンダー色の照明がなんともいえない。
そして宿のある高円寺に戻り、駅近くの焼鳥屋で煙りにまみれながら焼鳥を頬張った後、純情商店街を歩き、「小杉湯」へ。
この小杉湯は「銭湯図解」の著者の方のお勤め先でもあるし、温冷交代浴オススメの地でもあるので、期待していった。
期待を裏切らない「街のお風呂屋さん」感が素晴らしかった。
言うならば、
稲荷湯:昭和の銭湯
栄湯:次世代(令和)の銭湯
小杉湯:平成の銭湯
の代表格だろうか。
各お風呂やさんの細かい紹介は後日に譲るとして、この日は桜台で食べたタンメンも美味しかったなぁ。
食い意地センサーが働き、無意識に入店したこのお店。
出てきたタンメンのボリュームに驚愕!(これで、並だよ‼︎)
歩きすぎ+風呂浸かりすぎで、布団に入って気持ちよく就寝。