サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記31日目(令和元日、メーデー、湯治は続く)

月が変わって5月1日になった。

月が変わっただけでなく、元号も「平成」から「令和」になった。

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実は、普段の生活で元号を使うことがほとんどない為、「平成●年」と言われてもピンと来ないことが多い。(職場では内部書類は100%西暦。お役所絡みのものだけ元号表記する)

東京にいると、特に銀座周辺は「改元」とか「即位だめでたい」と祝賀モード満載。

銀座のメインストリートは日の丸がぶら下がりまくりだ。

なんだか今は令和じゃなく平成でもなく昭和一桁か、という光景のような気もする。

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高円寺のホテルを8時にはチェックアウトし、いつもの銀座の常宿に移動。

荷物を預かってもらう。

せっかくなので、朝早いからホテルから歩いて行けるところにある老舗喫茶店でモーニングでも食べて見ることにした。

ホテルの朝食は割高だし時間に縛られるのが嫌なので、ホテルを予約するときはデフォで朝食が付いていない限りは「朝食無しプラン」を選ぶ。

分厚いトーストを齧りながら、東京に来られるようになった自分の体力気力に感謝する。

いや、体力は有り余っているかもしれない。問題は気力の方かもしれない。

 

今日は銭湯激戦区・北千住中心に回る予定だった。

最初に決意表明、気合い入れるために「和光」でパフェを食べる。

どこのランチよりも高い和光のパフェだが、食べ物というよりはもはや芸術品だ。食べるのが勿体ない、と思いつつも銀座に来てのんびりできるときだけの贅沢、と割り切っている。

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電車のルートの関係で、浅草から攻めることにした。

まず訪れたのは、5月末で閉店予定になっている「蛇骨湯」。

浅草の賑やかな商店街の一本裏にある、天然温泉の銭湯だった。

ここは男湯女湯をぶち抜いて描いているペンキ画の富士山がそれは見事で、本当に見応えがあった。

カランから出てくるお湯も温泉水(なので、若干茶色い)。

お湯は東京にありがちないわゆる「黒湯」系、茶黒いお湯だけど、底は見えた。

割とよく来ているお客さんでも閉店のことは知らなかったみたいで、お湯に浸かりながら「閉店するって聞いたのでわざわざ来ました」と言ったら「え?閉店するの?勿体ない!」という反応。

 

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心地よい東京黒湯を味わった後、さて北千住にどう行こうかと悩んでいたところ、これまたお湯の中で別のシニアマダムが「すぐそばのバス停から都バスに乗って千住4丁目で降りる方が便利だよ」と教えてくれた。

調べてみたら本当にそうだった。小雨の中、都バスに乗り、件のバス停を降りてひたすら住宅街を歩く。

たどり着いたのは「タカラ湯」。キングオブ縁側、と呼ばれる素晴らしい銭湯だ。

今日敢えて千住に来たのは、タカラ湯は水曜だけ縁側サイドを女湯に替えてくれるからだ。

(あがった後で相棒が言っていたが、「縁側が無けりゃつまらん古い風呂屋だ」とぼやいていた)

なので、女性の方でタカラ湯に興味を持っていただいた場合、必ず水曜日に訪問していただきたい。

ここは2年ほど前だったか、「ケロリン」のイベントをやった会場でもあるので、もちろん桶はケロリンだし、当時の名残がある。(お風呂場への入り口のところに「ケロリンミュージアム」と書いてあったり)

 

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そしてタカラ湯から歩くこと約10分、この日最後の目的地「大黒湯」へ。

さすがキングオブ銭湯、もう面の面構えが、風格が半端ない。

タカラ湯もいいな、と思ったけれど、それの数段上を行く貫禄。

大黒湯はトラディショナルな昭和銭湯ながら、電気風呂やジェットバス、そして水風呂に露店岩風呂とフル装備。脱衣所も広々しているし、なにより天井がとんでもなく高くて開放感が半端ない。

 

 

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今日は「ザ・昭和の湯」3軒という感じだった。

どこか1軒に絞れ、というならば、迷わず「大黒湯」を勧めるだろう。

大黒湯って、東京銭湯の象徴じゃないだろうか。