さて、ニュウヨーク出張京都編2日目。
京都の銭湯といえば、ここを抜きにして語れない。
「船岡温泉」。
その名は、10年以上前から知ってはいたけれど…訪問するにはずいぶん時間を要した。
いわずと知れたレトロ銭湯の代表格で、この建物は有形文化財になっている。
(関西だと、あとは銭湯では大阪の源ケ橋温泉も有形文化財になっているそう。ただ、源ケ橋温泉は現在無期限休業中…)
もともと昭和の初期に料理旅館として開業したのが最初だそう。
なので、「銭湯」には似つかわしくない豪華な建物。
その後戦争を経て普通の銭湯になったということで、現在は料理は出てこない。
しかしながら、公衆浴場料金で入るには余りある内装。
この茂った感、凄い。
アクセスは決していいほうではないので、レンタサイクルで行くか、やはり近隣に「お泊り」してのんびり歩いていくのがいいかな。
この面構え、入口の時点で期待感高まります。
お風呂場の中、洗面所とか、いたるところに豪華なマジョリカタイルが。
あ、入口にもあるので見落とし無いように!
天井の欄間も凄いよ~
日本初の電気風呂導入銭湯ということで、トラディショナルな土地柄かと思いきや「新しもん好き」な京都人の片鱗も感じる次第。
ただ、お風呂場は改装に改装が重ねられているので、「古くて汚い」ということは無いのでご安心を。
(逆に言えば、電気風呂はあるけれど、「日本初の電気風呂」はもう取り払われている。いやいや、 そんな博物館級の電気風呂に当たろうとしたら感電するかもしれない…)
広い浴室には、浅風呂、深風呂、ジェットバス、電気風呂(上述の通り)、となんでもあり。
更に、奥のほうには檜風呂もある。
洗い場もたんまりあるので、ゴールデンタイムでなければ無問題だろう。
ガラス戸の外にはサウナと水風呂、露天風呂もあり。
本当に京都の銭湯はサウナと水風呂の設置率高い。
しかも、割とレベルが高いのが驚き。
この船岡温泉は、本当に元が違うので、他の銭湯と同列に語るのは土台無理。
430円では申し訳ないくらいの装備。
京都に行ったら、「わざわざ」行かねばならない、それくらいのクラスの銭湯であることは間違いない。
船岡温泉
京都市北区紫野南舟岡町82-1
最寄駅:市バスが便利。「千本鞍馬口」から徒歩5分くらいとのこと。
地下鉄の鞍馬口からだと20分かかるらしい
営業時間:15:00~25:00 ※日曜日は08:00~25:00
定休日:無し
サウナ:有り(料金のうち)
水風呂:有り
シャンプー石鹸:無し
公式HP:http://funaokaonsen.net/dish.html