サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記74日目(転地療養の準備をなんとか始める)

 サバ生活に突入するまで、私の趣味というか生き甲斐というものは旅行だった。思い立ったらすぐに飛行機のチケットを予約して週末+αの弾丸旅行もへっちゃらだった。

 今よりも3倍くらい忙しい部署にいた時は、その忙しさとプレッシャー故に「ああ、仕事が終わったら即飛び立ちたい!」という気持ちもひたすら強く、金曜日の晩終業後そのまま関空に行ってテイクオフ、というプランすらあった。(残念ながら、その無謀な計画をかなえてくれていたターキッシュエアラインズが現在運休中のため、そのような恐ろしい弾丸ツアーは今はできない。もっとも、来年春にターキッシュの運航再開という噂があるので、噂じゃなくて本当に戻ってきてほしいが。)

 さて、行先についてだが、大抵は香港か欧州。

 香港は週末の金土日で行くパターンが多い。年間通していつでも行けるのがいい。一番のめりこんでいた時は、まさに2-3ヶ月に1回のペースで行っていた。最近はおとなしくて年2回行くかどうかだが、キライになったとか飽きたとかではない。香港は賑やかでエネルギッシュな街なので、「パワーチャージしに行くところ」だと思っている。場合によっては、こちらのパワーを吸い取られることもあるが…。食べ物も中華に限らずマレーシア、タイ、インド、そして中近東とワールドワイドなチョイスがあるし、酒は安いし(とはいっても飲まないけれど)、食道楽には最高な街だ。

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香港は夜が似合う街だ。夜景がいい。
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カネと健康にまつわることなら、信仰心は篤い。

 

 

 一方、ヨーロッパに行くのはGWや夏休み、年末年始など。年に2回くらい。1回の時もあれば3回の時もある。大抵は相棒と2人で出かけるが、都合が合わなければ一人でも出かけてしまう。がんばって「行って帰って1週間」はなんとか捻出して時間を作る。お金も作る。旅行のためならあらゆる節約を辞さない。

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よく行くのはドイツ(それもベルリン)。


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最近はオランダも気に入っている。

 香港と違って、ヨーロッパに行くと、「失ったエネルギーを取り戻す」感じ。マイナスをゼロにする、それもゆっくりじっくり満たされる感じがいい。香港はエネルギーゼロでは行けない。容量あるうちに向かって、スパークして更に充電て感じだが、欧州は遠赤外線のようにじわじわと失った気力活力を充電してくれる場所だ。私にとって、香港とベルリンは転地療養スポットと言って差し支え無いだろう。

 何処へ行くにしても、パックツアーは使わない(行きたいところにパックツアーは無いのだ)ので、旅程組み、航空券予約、ホテル予約、その他のイベント予約等々、旅の組み立てはすべて自分の段取り次第だ。

 サバ生活突入直前の2018年12月は、まったく出かける気力がなかった(当たり前だ)。相棒からは、「自分は無理だけど、一人ででもどこか行って来たら」と言われていたが、とてもじゃないけれど、旅行するなんて体力気力が持てず。その時点で自分のアブノーマルさに気付くべきだった。少なくともサバ生活を送っている3ヶ月の間、旅行をしたいという気持ちにはならなかった。

 社会復帰から2ヶ月余を経過して、ようやく夏休み、というのが薄らぼんやりと見えてきた。「久しぶりに、旅行しようかなぁ」という気持ちになってきた。だけど、従前のような「行きたい」と思ったら即予約、のような瞬発性だとか、計画性が無い。日本国外に出るためにはとにかく飛行機のチケットを押さえなければいけないけれど、今日ようやく具体的行動に移すことができた。使う飛行機会社も、フライト日程も決めているのに、以前に比べて行動力や反応の悪いこと。更に追い討ちをかけるように、その航空会社のサイトが反応悪くてストレスが溜まった。なかなか無い経験だ。

 それでも、今日できたのはそこまで。ホテルの予約までは行きつかず。まあ、まだ時間はあるので、忘れずにぼちぼちやればそれでいいのだが。第一、集中力が無いと、予約日程を間違えたりと、後でとんでもない事になる(それについては私は前科アリなので、毎回冷や汗ものだ)。