サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張:東京浴場(東京都品川区)

さて、3日間の東京滞在を締め括るにあたり、もちろん最後にひとっ風呂浴びて帰りたい。

それも、カイリョーユのようなネオ銭湯でぶっ飛ぶのではなく、トラディショナルな東京銭湯で、お風呂の歴史をリスペクトしつつ、旅を終えたい。

そう思っていたところ、絶好の物件が見つかった。

東京浴場。

大井町の駅から徒歩10分以内。外観も立派な宮造りだし、内装もほぼ昭和のままのようだ。

これは訪ねる価値がありそうだ。

キャリーバッグをどうしようか考えたが、まあ、訪問時間(16:30頃)ならばさほど混み合ってはいないだろう。嫌な顔をされたら靴箱の横にでも置いておけばいい。盗られるものは何も無いし。

等々考えながら、大井町の光学通りをつらつら歩く。

ちなみに「光学」とは日本光学NIKONのことだね。

マンションがでん、と建っているところから一転、急に細い路地が現れる。この感じが名銭湯への道だ。感覚的に分かる。

さて、Googleマップによるともう少しだ、というところで外観が見えてきた。

この煙突、昔ながらの風呂屋に間違いなし。

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表の店構えからして期待が高まる。

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意外⁈なことに、番台ではなくフロント式になっていた。

恐らく女将さんと思しき上品な方がいたが、キャリーカートについては何も言われず。

もちろん引きずるのは良くないので、手持ちで上げさせていただく。

脱衣場が驚く程広い。天井も高いし、ロッカーもたくさんある。全てが昭和のままだ。

既に2、3人常連さんと思しき方が入浴しているが、一番風呂、開店早々来られた方だろう。私と入れ違いにあがるに違いないと思っていたら読みは当たった。

完全な東京スタイルで、ガラスの戸を開けると、カランが縦に並ぶ。鏡が無い処、シャワーが無いところもある。もちろんシャワーも固定式。

そして、奥に浴槽、壁絵、という見ていて嬉しくなるレイアウトだ。来た甲斐があった。

お湯が熱くて入れないかと心配したが、42−43℃なので、充分浸かることができた。

実は左奥にあった薬湯が一番熱かったかもしれない。43℃超えていたからなあ。

このお風呂屋さん、男湯と女湯の間に植え込みがあって、ツツジの季節は花が綺麗に見えるらしい。

あとは、脱衣所のところに小さいながらも庭があって、庭には鯉が泳ぐ池があるとか…それは確認できなかったけれど。

 

大変いい気分で最後の湯を楽しむことができた。

場所も良いので、西宮に帰る前に立ち寄ることもできる。これからの「帰る前にちょっと」の選択肢にしてしまいそうだ。いつまでも続いて欲しい。良い雰囲気のお風呂屋さん。

 

東京浴場

東京都品川区大井2-22-16

営業時間 15:00 −23:30

定休日 月曜日

サウナ 無し

水風呂 無し

シャンプー石鹸 備え付け無し フロントで買うか目の前のローソンで調達を