大阪でレトロ銭湯といえばまず真っ先に名前が挙がっていた「源ケ橋温泉」。
街場の銭湯に似つかわしくない、ゴージャスな造り…とあちこちから見聞きして、是非出張したい、と心踊らせていたのだが…
「行きたいリスト」に載せた瞬間、近隣工事の影響で休業に入られ、そのまま復活することなく廃業となってしまった。
余りに無念である。
しかし…外観だけでも拝みに行きたい!という訳で、ニュウヨーク出張・外だけ編を敢行。
残暑厳しい「生命に危険を感じる暑さ」の中の突撃だったので、肝心の写真が少ないのはご愛嬌。
さて、場所はJR環状線の「寺田町」が最寄駅になるらしい。
らしい、というのは…私は寺田町から歩き通す勇気が無く、大阪シティバス(旧市バス)で行った。
JR天王寺の駅北口にある操車場前の停留所から30系統に乗車。ただし、このバス、都会を走っている割にはエライ半数が少ないので、注意されたし(1時間に1-2本の運行)。
運良くバスに乗ったら、「林寺1丁目」のバス停で下車、そこから商店街の中を行けばすぐ。
細く長い商店街から、更に小道を折れた奥にある。
この洋館な佇まい、知らなかったら銭湯とは思わない!
銭湯だった形跡を残す、右側の壁に貼られた営業案内。
自由の女神が「ニュウヨーク〜!」とお出迎え、な訳ですね。遥か昔から「ニュウヨーク」は使われていたのか。
登録有形文化財ですよ、のプレートも残っております。
タイミングが合わず、一度も入浴する機会が叶わなかったのが本当に残念、悔やまれる。
せめて、この建物を文化遺産として、上手に活用して欲しい!その時には是非内装も拝みに行きたいものだ。
源ケ橋温泉
アクセス JR環状線「寺田町」駅から約10分
既に銭湯は廃業されているので外観を見るのみ