サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記1018日目(耐え難い欲求)

ここ数日、いつもに比べて頻繁に料理をしていたが、ふと考えると、この料理が食べたいから、というよりも、調理という行為そのものに没入感があった。

作ることは(ハマれば)楽しいし、一生懸命になれる。結果として作ったものが美味しければ万々歳だ。

だけど、作るものと食べたいものは必ずしも一致しない-ということに気付かされる。

今日の夕方は久しぶりに通院した。薬が無くなるのは嫌なので、今日を逃すと薬が途切れないタイミングでは病院に行けない、と気づき、夕方大急ぎで病院に向かう。

そこまではなんてことはなかった。しかし、病院の帰り道、未だかつてないほど、身体に良くない食べ物への執着が現れる。

まずは、道中にある某ファーストフード。赤地に黄色いロゴに吸い寄せられそうになる。いやいやいや…今はポテトもSサイズしか無いし…と、必死で「食べたい、寄りたい欲求」を抑える。

なんとか寄り道せずに駅に着いたが、電車を降りてからも苦難は続く。駅前には別のファーストフード店があるし、そこを素通りできても、自宅に着くまでの間には、コンビニが何軒もある。しかも、つい、気が緩んだのか、コンビニに入店してしまった。「買わずに店を出る」までの脳内葛藤は、相当なものだった。

なんとか、自宅に辿り着いたが、その時は「とにかく食べたい」の欲求のピークは超えていたようだ。変に食べすぎても困るので、チーズを一片かじって収める。

元々、カラダに悪いジャンクフード系は嫌いじゃないのだが、今日のポテトを求める欲求は我ながらアブノーマルだと感じた。

食べない為には買わないのが解決策だけど、いい歳した大人が財布も持たずに外を出歩くのはちょっとなんだし…仮にそれを強行しても、今は便利な時代で、携帯持ってりゃ「なんちゃらペイ」でキャッシュレスで買い物できてしまう。はぁ…

翻って、私の欲求を「酒」に替えてみると…同じく大変なことになる。そもそも、酒なら、駅の売店でも売っている。そして改札を出れば居酒屋の呼び込み。張り切ってもコンビニが並び、当然お酒が並んでいる。

アルコール依存症と闘う人が、日々こんな誘惑に取り巻かれているのを期せずして追体験(!?)することになった。いや、私のつまらないジャンクフード(ポテチ)への欲を、それと一緒にしてはいけないのかもしれない、が、左脳では「いかん」とか「身体に必要なものではない」と思っていても、脳の別の部分がそれを求めて止まないのならば、それは一種の依存で、もっと激しくなれば-「買わない、食べない」ことを自分では抑えられないならば、依存症なのだろう。

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